ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

MacBook Pro 16インチを購入した

2020年04月01日 21時16分45秒 | デジタル・インターネット

 「このような時期にパソコンの話を記すのはどうか」と思いましたが、書いていきます。

 今日(2020年4月1日)、自宅にMacBook Proの16インチ(スペースグレイ)が届きました。3月下旬に購入手続をしていたものです。

 これまで、自宅で使用してきた主力機は、2014年3月に渋谷で購入したMacBook Proの13インチです。これを選んだ理由を記すと、私は長らくWindows機をメインとしてきたのですが、Vista、7、8と、私には(いや、Vistaと7については私以外の少なからぬ人にとって)扱いにくいOSばかりでした。Vistaも7も起動までに時間がかかり、起動してからも安定するまで時間がかかるのです。これでは仕事に差し障りも生ずるので、信頼度という面のために大分大学時代から時折使い、2011年8月にMacBook Airを購入してからは使用頻度が高まってきたMac OS Xを搭載したMacBook Proを主力機にすることとしたのです。

 ただ、カスタマイズをしないで購入したためか、昨年辺りから少々力不足を感じていました。8GBのメモリに500GBのSSDですので、OSの更新を重ねれば限界が来ることは明らかです。昨年、MacBook Proがモデルチェンジをしたので、そろそろ替え時かと考え、慎重に検討を続けました。今年に入ってから力不足が明らかとなる事態が何度か生じたので、痛い出費にはなるものの、主力機を変えるための購入を決め、あとは13インチにするか16インチにするか、などを詰めたのです。当初は13インチにするつもりでしたが、カスタマイズをしてもメモリを16GBまでしか拡張できません。一昔前のノート型パソコンと違い、後から自分で増設できる訳ではないので、それなら最初から最大の64GBにできる16インチにしようと決めました。SSDも4TBにしたので、私が購入してきたノート型パソコンの中では最高の値段になってしまいましたが、仕方がありません(実は、カスタマイズをしたのは今回が初めてです)。

 今まで使ってきたMacBook Proの13インチは、主力ではなくなりますが、場所を変えて今後もしばらく使用することとしています。

 ちなみに、ちょうど1年前の2019年4月1日に、二子玉川の蔦屋家電でMacBook(やはりスペースグレイ)を購入し、仕事の度に持ち歩いています。

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宗谷本線の11駅が廃止される方向に(続)

2020年04月01日 00時23分25秒 | 社会・経済

 一昨日(2020年3月30日)の13時02分に掲載した「宗谷本線の11駅が廃止される方向に」を書いた時点においてわからなかったことがいくつかありましたが、やはり一昨日の11時付で朝日新聞社が「北海道)宗谷線 無人駅少なくとも12駅廃止の見込み」(https://digital.asahi.com/articles/ASN3Y6X36N3YIIPE00F.html)として報じており、わかったこともありましたので、続編の形で記しておきます。

 JR北海道が廃止の方針を示しているのは、一日平均乗車人数が3人以下の駅です。いずれも無人駅ということになりますが、仮にこの条件を満たす全駅が廃止されるとなれば、宗谷本線の大部分の駅が廃止されるかもしれません。昨日の記事であげた名寄駅〜稚内駅の区間を見ると、存続するのが名寄駅、智恵文駅、美深駅、初野駅、音威子府駅、天塩中川駅、幌延駅、豊富駅、勇知駅、南稚内駅および稚内駅のみとなります。このうち、特急通過駅は智恵文駅、初野駅および勇知駅のみです。

 現在も営業している無人駅のいくつかは、以前にも廃止の方針が出されたことがあり、地元自治体が費用を負担して存続しているという事情があります。筬島駅などです。また、中川町はJR北海道との協議を拒否したため、歌内駅が残ったということです(2017年4月3日付の北海道新聞「宗谷線の南美深、筬島、歌内駅 管理費JR負担で当面存続」によりますが、この記事は現在https://archive.fo/LB9DQでしか読めないようです)。

 駅の存廃は地元自治体の意向によるということになりますが、仮に存続ということになれば、駅の維持費などを地元自治体が負担することになります。そこで姿勢に違いが現れることとなります。昨日の記事でもあげた11駅は「通院や通学などで列車を利用している人や、これから利用する可能性がある小中学生がいない」という理由によって、廃止が妥当と判断され、地元自治体が同意したということでしょう。朝日新聞社記事では、美深町の事情をあげ、宗谷本線と国道40号が並行していることからバス転換が可能というような理由も書かれています。

 他方、一昨日の記事では11駅の中にあげた抜海駅については、稚内市と地元(駅の周辺の住民でしょう)との間に意見の相違があるようです。この日本最北の無人駅は、映画やテレビドラマのロケでも使われたことがあり、また、駅舎に人気があるそうです。駅を出ると利尻島にある利尻富士も見えるために観光客もいます。維持費がおよそ130万円で、バス転換よりも経費が少ないということだそうですが、この辺りはどうなのでしょうか。

 駅の廃止ではなく、存続の方向を選んだのは、和寒町、音威子府村、中川町、幌延町(但し、安牛駅および上幌延駅を除く)、豊富町です。

 和寒町には塩狩駅と和寒駅がありますが、廃止の議論の対象となったのは塩狩駅です。ここは三浦綾子の小説「塩狩峠」の舞台であり(もっとも、この小説の題材となった事件が発生した時には、まだ塩狩駅は開業していません)、塩狩駅の近くには三浦綾子の旧家を移設の上で復元したという塩狩峠記念館もあります。維持費は1年間で270万円ということですが、観光のために存続、ということでしょう。

 音威子府村は、特急停車駅がある市町村の中では最も人口が少ない市町村であり(北海道でも最も人口が少ない市町村ということになります)、天塩川温泉駅の一日平均乗車人数は0.4人、咲来駅は0.2人、筬島駅は0.0人ですが、この3駅の存続を決めています。

 隣の中川町も、佐久駅と歌内駅の存続を決めています。また、豊富町も兜沼駅および徳満駅の存続を決めています。中川町のほうはわかりませんが、豊富町の場合は高校進学者がいるということが理由になっているようです。

 或る意味で特徴的なのが幌延町です。この町は「秘境駅の里」と銘打って地域おこしに町内の駅を利用しており、「ふるさと納税」も使って駅を守るという「マイステーション運動」を行っています。町の中心駅で特急停車駅でもある幌延駅は有人駅ですが、残りの7駅は無人駅です。これらの駅に「ふるさと納税」から得られた寄附金を充てて維持するという訳ですが、それなりに経費もかかりますので(410万円とのことです)、存続する駅を5つとして経費も減らしつつ残すという方針のようです。ただ、安牛駅と上幌延駅については存続でなく廃止という選択になりました。

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