ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のリューデスハイム(Rüdesheim)駅付近にて

2011年12月16日 08時34分54秒 | 写真

 2010年8月、妻とドイツ連邦共和国へ行きました。その際、ライン河畔のリューデスハイム(Rüdesheim)を通りました。ここから有名なライン下りをやろうという訳ですが、その折にドイツ鉄道(Deutsche Bahn.略称はDB。以下、DBと記します)の貨物列車を撮影しました。今回はその貨物列車の写真です。撮影日は2010年8月11日(現地時間)です。

 リューデスハイムはライン河畔にあるヘッセン(Hessen)州の小都市で、正式にはRuedesheim am Rheinと言います。国際河川であるライン河には多くの船舶が航行しているのですが、その両岸付近にDBの鉄道路線が通っています。リューデスハイムは右岸にあり、今回、DBの貨物列車を見た訳です。左岸のほうの路線はマインツ(Mainz)、コブレンツ(Koblenz)、ボン(Bonn)、ケルン(Koeln)を通っており、IC(Intercity-Zugの略)も走るのですが、右岸のほうは、私が訪れた時には旅客列車が走っておらず、貨物列車ばかりが通過していました。

 上の写真に登場する電気機関車は、おそらくBaureihe 185でしょう。

 日本では貨物列車が通らないという路線のほうが多くなっているほどで、日本国有鉄道時代の末期に大幅に削減されました。私が生まれ育った川崎市を縦貫する南武線には今でも貨物列車が走っていますが、日本国有鉄道時代に比べると大幅に本数が減らされています。とくに、1990年代末、浜川崎から青梅線の奥多摩まで走る石灰石積載の貨物列車が廃止されてからは、尻手~立川にはほんの数往復しか走りません。今は大崎から池袋まで埼京線や湘南新宿ラインが山手線と並行して走っていますが、これも本来は山手線の貨物線です。現在も時折貨物列車を見かけますが、やはり本数は少ないというのが実情です。

 ドイツも、貨物輸送の主流はトラック輸送のようで、アウトバーンでは何台ものトラックが結構な速さで行き来をしています。しかし、日本よりは鉄道輸送が活発であるようです。これは昨今の環境問題によるものでしょうか。

 日本の貨物列車というと、多くはコンテナ車の編成です。以前は多くの種類の貨車を機関車が牽引していましたが、現在はコンテナ、石油関係製品輸送車、などと分けられており、有蓋車や無蓋車などの混結がほとんど見られなくなっています。ドイツでも似たような事情があるのかもしれませんが、私が今回見た貨物列車については何種類かの貨車が連結されていました。

 この貨物列車が通過してから数分後、別の貨物列車が通過しました。2両の電気機関車(やはりBaureihe 185であると思われます)が牽引する貨物列車です。


YouTube: ドイツの貨物列車(Gueterzug, 2 Elektronische Lokomotiven und viele Gueterwagen.)

 なお、ドイツでは、鉄道も自動車も原則として右側通行です。また、自動車のハンドルは左側にありますが、鉄道車両の運転台は右側にあるのが一般的であるようです。日本とは逆ですね。日本では鉄道も自動車も原則として左側通行で、自動車のハンドルは右側が通常であり、鉄道車両の運転台は左側にあるのが一般的ですから。

 〔2010年8月20日、「川崎高津公法研究室」の「待合室」に別室21として掲載。2010年9月25日訂正。2010年10月17日、別室16へ移行。2011年12月16日、当ブログヘ移行、動画を割愛。2012年2月19日、修正の上で再掲載。2012年2月26日に再修正、動画へのリンクを設置。〕


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