ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2006年8月25日、西小山駅

2020年04月27日 00時00分00秒 | まち歩き

 私の「川崎高津公法研究室」に掲載していた「待合室」のコーナーから「東急目黒線途中下車」シリーズを取り上げ、再掲載を進めています。元々は、奥沢、田園調布、洗足、大岡山、不動前、武蔵小山、不動前、西小山、目黒の順に掲載していたのですが、これではランダムですので、田園調布→目黒の方向で再掲載を進めています。但し、実際には、大岡山田園調布奥沢洗足の順となっています。これは、大岡山が大井町線の駅でもあるためです。

 さて、今回は西小山です。元は「待合室」の第197回「東急目黒線途中下車(7)西小山駅」として、2006年12月5日〜10日に掲載したものです。基本的な内容は掲載当時のままですが、文章の一部を修正しています。

 ここで、東急目黒線の路線図を確認しておきましょう。何度も記していますが、正式の区間は目黒〜田園調布です。ここでは、駅ナンバリングとともに目黒〜日吉として見ておきます。

 目黒(MG01。品川区。急行停車駅。ほとんどの電車は東京メトロ南北線または都営三田線に直通。JR山手線は乗り換え

 →不動前(MG02。品川区。急行通過駅)

 →武蔵小山(MG03。品川区。急行停車駅。待避施設あり)

 →西小山(MG04。品川区。急行通過駅)

 →洗足(MG05。目黒区。急行通過駅)

 →大岡山(MG06、OM08。大田区。急行停車駅。東急大井町線は乗り換え)

 →奥沢(MG07。世田谷区。急行通過駅)

 →田園調布(MG08、TY08。大田区。急行停車駅。ここから日吉まで、正式には東急東横線。同線の自由が丘・渋谷方面は乗り換え)

 →多摩川(MG09、TY09。大田区、急行停車駅。東急多摩川線は乗り換え)

 →新丸子(MG10、TY10。川崎市中原区、急行通過駅)

 →武蔵小杉(MG11、TY11。川崎市中原区、急行停車駅)

 →元住吉(MG12、TY12。川崎市中原区、急行通過駅)

 →日吉(MG13、TY13。横浜市港北区、急行停車駅)

 それでは、以下から再掲載ですが、お楽しみください。

 

 

 2006年7月2日、東急目黒線の武蔵小山駅と西小山駅が地下化されました。そして、同年9月25日からは急行電車が走っています。西小山駅は急行通過駅となりましたが、これは仕方のないことでしょう。急行停車駅は上記の通りですが、通勤利用者として、これ以外の停車パターンは考えられません。

 私は、何度か西小山駅を使っています。今回の写真は、2006年8月25日に撮影しました。急行運転開始のちょうど1ヶ月前、ということになります。西小山駅が地下化されたとはいえ、まだ工事は続いていました。

 利用者として言わせていただくならば、駅名の看板には「東急電鉄」ではなく「東京急行」と書かれていたほうがよかったと感じています。私が生まれる前から「東京急行」と書かれていたのですが、2006年の秋から、何故か「東急電鉄」と書かれるようになりました。様々な意味で東京急行電鉄と縁がある私としては「東京急行に戻してくれ!」と言いたいのです。

 高架駅時代のホームなどが残っていました。勾配票まで残っています。しかし、ホームドアは撤去されていました。

 立体化工事が始まる前の西小山駅については、全く記憶にありません。ここは、不動前駅、洗足駅、大岡山駅とともに、自動車で行きにくいところです。しかも、西小山駅前を通るバス路線はないので、バス停もありません。そのためもあって、よく覚えていないのです。東急には、近くを路線バス(東急バス、都営バスなど)が通らないという駅が他にもいくつかあります。思いつくのは、目黒線と大井町線の大岡山、大井町線の下神明・戸越公園・旗の台・北千束、池上線の荏原中延・御嶽山・久が原、多摩川線の沼部・鵜の木・下丸子・武蔵新田です。「●●駅前」というバス停がない駅なら、もう少し増えます。

 西小山駅は、その名の通り、品川区小山にあります。西口に出て、道幅の狭い商店街を歩いています。エリアは狭いのですが、急行通過駅にしては人通りの多い街です。西口は、とにかく小さな飲食店が多いのです。もっとも、途中下車をして夕食などをとったことはありません。私が途中下車をするのは、何となく歩いてみたくなるからなのです(大学院生時代もそうでした)。

 西小山駅西口の商店街を歩いていると、すぐに目黒区に入ります。上の写真は、目黒区原町の様子です。もう少し歩けば、渋谷駅から洗足駅まで走っているバス路線の道路に出られるのかもしれませんが、このあたりは、目黒区や品川区の多くの場所と同様に、幅の狭い道が複雑に入り組んでいますので、下手をすると道に迷いかねません。もっとも、それだからこそ、歩いていて面白いのですが。

 西口を一回りして、また駅に戻ってきました。駅名標が残っていました。わびしさを覚えます。優れたデザインの駅名標ですので「一枚欲しいな」と思ったほどなのですが、既に処分されているのでしょうか。地下化されてからの駅名標は、少しばかりデザインが異なっています。

 今度は東口に出ます。アーケード商店街といえば、何と言っても全国的にも有名な武蔵小山が代表格なのですが、隣の西小山にもアーケード商店街があります。但し、距離は武蔵小山の何分の1というほどのものです。道幅も武蔵小山の半分に満たないでしょうか。それでも、人通りは多いのです。歩いたのは夕暮れ時、つまりは買い物で最も混む時間帯です。ちなみに、東口は品川区小山です。

 アーケードの終着点の交差点です。この 写真の左側がアーケードですから、写真の上のほうに歩いていけば武蔵小山駅のほうに出られるはずです。一度だけですが、武蔵小山駅から西小山駅まで歩いたこともあります。自転車での買い物客が多いことがわかります。もっとも、自転車での買い物客は、川崎市の溝口や小杉などのほうが多いのですが(平らな地形のためです)、武蔵小山や西小山では自転車を多く見かけます。

 さて、一通り歩いたので、目黒線に乗って帰ることとしましょう。現在の西小山駅のホームです。ホームドアがピンク色に塗られています。目黒線の場合、駅によって色が決まっています。これは、1977年に開通した新玉川線(現在の田園都市線の渋谷~二子玉川)に始まっており、形を変えつつ、福岡市営地下鉄(全駅に固有のシンボルマークがあります)、東京メトロなどに広がったものです。地下駅ということで、識別のために、駅によって壁やホームドアなどの色を変えているのです。西小山駅の色は、新玉川線(田園都市線)の桜新町駅と同じです。

 現在の西小山の駅名票です。地上駅時代の駅名標を基調にしつつも、デザインを少し変えています。以前のものよりわかりやすくなったと言えます。上の写真は、上り電車(目黒方面)のための駅名標を撮影したものです。私が帰る方向とは逆です。

 田園都市線を通勤ルートにするようになってから、目黒線をあまり利用しなくなったため、西小山の駅周辺を歩くこともなくなりました。しかし、品川区小山は、東京のまち歩きを趣味とする者にとっては楽しめる場所の一つです。武蔵小山を降りて商店街を歩き、西小山まで歩いてみたいものですが、それには新型コロナウイルスの収束(終息?)を待たなければなりません。


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