星霜

2007年07月13日 | 徒然
大好きだった祖父が

天からの招待を受けてから17年が過ぎた。



あの夏はとても暑かった。
今にも泣き出しそうな空の下
末娘である私の母たちに看取られて
死の病から解放された。


葬儀の日
晴れ男であった祖父らしく
暑く太陽が照りつける、そんな天気だった。



旅好きだった。


いまも空のどこかを旅しているのだろうか。

一緒に暮らしていたのに
何故か居なくなった気がしないのは
いまでも傍にいてくれてるからなのだろうか。

仏壇の写真が
今日も優しそうに僕に微笑みかける。
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