さて、坂町で降りたあと
どう遠回りするか?である。
幹線伝いに、つまりは信越線か上越線で出るのなら
あと数十分特急に乗って新発田か新潟まで行けばよかったわけで
やはり米坂線に乗る以外にルートはないだろう。
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しかも次の米沢行きまでは約1時間。
昼ごはんを食べるにもちょうどいい接続。
2両編成の米坂線は
1両はクーラーが付いているものの
もう1両は扇風機だけの車両。
どちらを選ぶべきか…
もちろんここはクーラーなしで行くしかないでしょう。
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窓を全開にして
エンジンの唸り声と虫の声を浴びながら
夏の峠の風を浴びる前時代的な旅は
これからあと何年味わうことが出来るだろうか…
駅は集落ごとにあって
それを1つ1つ律儀に停車しながら
米沢を目指す。
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草の伸びきった線路際は
おそらく冬には身の丈ほども雪が積もるのだろう。
標識などは、都会のそれよりも高い位置に現示されている。
「ネコ注意」
保線員の優しさを感じる。
分水嶺を越えると
エンジンの音はほとんどなくなり
軽快に下り勾配を走る音と
抑速のためのブレーキの音が
全開の窓から入ってくる。
トンネルに入ると
壁に反射したその音と排気ガスと
ヒンヤリした空気が車内を包み込む。
山を降りると米沢盆地。
青空と雲と田圃のコントラストが
眼に鮮やかに映る。
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終点米沢まであとわずか。
広い構内の駅が、平坦な場所へ来た事を実感させてくれた。
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どう遠回りするか?である。
幹線伝いに、つまりは信越線か上越線で出るのなら
あと数十分特急に乗って新発田か新潟まで行けばよかったわけで
やはり米坂線に乗る以外にルートはないだろう。
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しかも次の米沢行きまでは約1時間。
昼ごはんを食べるにもちょうどいい接続。
2両編成の米坂線は
1両はクーラーが付いているものの
もう1両は扇風機だけの車両。
どちらを選ぶべきか…
もちろんここはクーラーなしで行くしかないでしょう。
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窓を全開にして
エンジンの唸り声と虫の声を浴びながら
夏の峠の風を浴びる前時代的な旅は
これからあと何年味わうことが出来るだろうか…
駅は集落ごとにあって
それを1つ1つ律儀に停車しながら
米沢を目指す。
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草の伸びきった線路際は
おそらく冬には身の丈ほども雪が積もるのだろう。
標識などは、都会のそれよりも高い位置に現示されている。
「ネコ注意」
保線員の優しさを感じる。
分水嶺を越えると
エンジンの音はほとんどなくなり
軽快に下り勾配を走る音と
抑速のためのブレーキの音が
全開の窓から入ってくる。
トンネルに入ると
壁に反射したその音と排気ガスと
ヒンヤリした空気が車内を包み込む。
山を降りると米沢盆地。
青空と雲と田圃のコントラストが
眼に鮮やかに映る。
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終点米沢まであとわずか。
広い構内の駅が、平坦な場所へ来た事を実感させてくれた。
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