下町。
東京の下町というのは
果たしてどんな定義で語られるのだろうか。
都内、特に山手線の内側には
案外起伏が多く
それはつまり縄文期の入江や
家康入城以前の川跡であったりするのだが
浅草や谷根千をはじめとしたいわゆる「下町」は、
まさにこれらの低地に位置している。
ただ、その定義であてはめると
日比谷や小石川あたりも「下町」であり
下町風情のない「下町」ができてしまう。
反面、品川や千住、板橋といった旧宿場町は
少しばかり標高のある場所に設けられていて
それが為に町が形成されたのであろうが
現在は「下町」の範疇に組み込まれる事が
時としてあったりもする。
この場合は、おそらく高低差からくる「下町」ではなく
古くからの、古典的風情が残る町という
そんな意味合いで解釈すれば
いいのではないだろうか。
東京は中小河川と6上水、埋め立てと掘削で
16世紀末から発達した都市だが
こんな2つの意味の「下町」をたよりに
東京を歩いてみるのも
結構愉しい。
東京の下町というのは
果たしてどんな定義で語られるのだろうか。
都内、特に山手線の内側には
案外起伏が多く
それはつまり縄文期の入江や
家康入城以前の川跡であったりするのだが
浅草や谷根千をはじめとしたいわゆる「下町」は、
まさにこれらの低地に位置している。
ただ、その定義であてはめると
日比谷や小石川あたりも「下町」であり
下町風情のない「下町」ができてしまう。
反面、品川や千住、板橋といった旧宿場町は
少しばかり標高のある場所に設けられていて
それが為に町が形成されたのであろうが
現在は「下町」の範疇に組み込まれる事が
時としてあったりもする。
この場合は、おそらく高低差からくる「下町」ではなく
古くからの、古典的風情が残る町という
そんな意味合いで解釈すれば
いいのではないだろうか。
東京は中小河川と6上水、埋め立てと掘削で
16世紀末から発達した都市だが
こんな2つの意味の「下町」をたよりに
東京を歩いてみるのも
結構愉しい。