神田川水源

2016年05月17日 | 東京のお散歩
流路延長24.6Kmの神田川は、武蔵野市の井の頭池を水源としています。



ここから、善福寺川や妙正寺川などの支流を集め、現在の河口である
柳橋の先で隅田川に合流するまで、本流については全区間開渠で流れます。

水源の井の頭池は、池の水底からの湧水に加えて、谷頭部に湧く
「お茶の水」と呼ばれる湧水もあり、この湧水の井戸が神田川最上流となります。



井の頭池周辺は、江戸時代には幕府御用林、維新後は東京府が管理し
その後宮内省御用林、帝室御料地となっており、その後東京市に下賜されたため
現在に至るまで、湧水が枯れることはありませんでしたが
周辺の建設工事に伴う地下水脈の汚染や、来園者によるゴミ捨てなどの影響で
水質は著しく悪化してしまいました。

現在は、来年の井の頭恩賜公園100周年に向けて、水質浄化のプロジェクトが
大々的に行われています。
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