江古田川の谷頭と練馬区役所

2016年05月23日 | 東京のお散歩
江古田川は妙正寺川の支流で、現在の学田公園付近にあった中新井池と
付近の湧水を水源としていましたが、江戸時代後期に池の湧水が枯れたため
池に流れ込んでいた湧水の谷頭のすぐ北を流れていた千川上水の水を引き
中新井分水として江古田川の源流としました。

(練馬駅前へ向かう千川通り)

この水路は暗渠となりましたが、いまでも練馬区役所の西側から南西にかけて
浅い谷と、それに続く擂鉢状の窪地(学田公園)があり、暗渠を辿るのに
分かり易い地形となっています。

(千川上水からの分水が流れていた窪地)

江古田川が開渠だった時代には、この辺りが葦や真菰が生い茂っていましたが
現在はその代わりに、練馬区役所の屋上にハーブが植えられ、
富士山や秩父、上州の山々を眺めながら、江古田川の流れていた
豊玉(豊多摩)を眺めることができます。

(練馬区役所の展望台)

(展望台からの富士山)

(西庁舎屋上のハーブテラス)
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