学習院大学 血洗いの池

2016年10月25日 | 東京のお散歩
目白の学習院大学構内に、鬱蒼と樹々が生い茂る一角があります。

JR山手線の線路に近いその森は、目白の台地の崖下に位置していて
そこには、常に水を湛える池があります。

この池は「血洗いの池」と呼ばれています。
江戸時代に赤穂浪士の一人、堀部安兵衛が高田馬場の決闘の後
刀についた血を、この池で洗ったという伝説から名付けられたものです。

実際には、大正時代の学習院高等科生(入江相政などが在学していた頃)の創作で
その話が後輩へ受け継がれてゆくうちに、池の名として定着したようです。

地学的には神田川の崖からの湧水が窪地に溜まったもので
江戸時代には灌漑用溜池として付近の茶畑などに利用されていたようです。



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