来月施行されるJRのダイヤ改正で、国鉄時代から走り続けてきた
185系という特急形車両が、東京と伊豆を結ぶ「踊り子」から引退します。
伊豆への観光列車は、代々「国鉄ご自慢の」新型車両で運行されてきました。
天皇皇后両陛下が夏にご静養される須崎御用邸が下田にあって
行き帰りに御乗用される車両が、通常の列車の編成の中間に挟まれ
伊豆急下田駅まで運行されていたからかもしれません。
今回の改正では、中央線の特急で使われていた車両にバトンタッチします。
いわゆる「お古」です。

来月引退する185系(左)と、尾久の車庫に並ぶ後継のE257系
伊豆という観光地の格が下がってしまったような気がして
幼い頃から夏は伊豆で過ごしていた筆者としては寂しい限りです。

来月引退する185系(左)と、尾久の車庫に並ぶ後継のE257系