東京文化会館

上野駅公園口の目の前に建つ東京文化会館。

昭和三十五年(1961)、東京都開都500年祭の事業の一つとして

前川國男の設計で建築・開館した本格的音楽ホールです。

20世紀の大巨匠カラヤンが、初めてここで振った際のリハーサルで

「空調を切っても雑音が気になる」と言われ色々調べた結果、

その雑音の正体が国電の走行音だったというエピソードも遺されています。

もちろんその後の音響設備の最新化や改修などでそういった懸念も軽減され

今でも国内第一線のホールとして使用されています。