たこ薬師

2022年06月10日 | 東京のお散歩
目黒不動尊の近く、癌封じなどで知られる、たこ薬師。

正式には蛸藥師不老山藥師寺成就院という天台宗の寺院で、慈覚大師円仁の開山で天安二年(858)に創建されました。

円仁は、自らの眼病平癒を願って、自刻の薬師如来像を常に身に着けていましたが、唐から帰国する際に嵐に遭遇し
やむなく薬師如来像を海中に投じて難を逃れましたが、後に肥前松浦に赴いた折、その薬師如来像が蛸の上に乗って浮かんでおり、取り戻す事ができました。

その後、このときの蛸に支えられた状態の薬師如来像を元の薬師如来像の胎内に秘仏として納め蛸薬師如来としたそうです。







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