有楽町でJRを降りる。
再開発のために、すっかり変わってしまった道を左に眺めながら
マリオンの横を抜けて
数寄屋橋へ出る。
不二家はまだ再開していないようだ。
不祥事は不祥事として、
それでも生来の不二家ファンとしては
早く再開して欲しいと願う。
天賞堂をひやかしてから4丁目の交差点へ出る。
和光で、ある人へのプレゼントの品定めをする。
銀座通りを京橋に向けて左折する。
山野、ミキモト、木村屋、吉野屋、明治屋。
私の好きな老舗たち。
その老舗たちの狭間に、ヴィトンやアップルなど
海外からのブランドも入り込んで、
もちろんこれらのブランドも私は好きだったりするが…
銀座の風景も変わってゆくなぁと、
幼き日から通った界隈をしみじみと眺める。
銀座は
なにも高級店ばかりが建ち並んでいるわけではない。
安く、しかも旨いものを食べさせてくれる店だって
いくらでもあるのだ。
もちろん、やすくて「それなりの」店だってある。
なにも銀座にまでチェーン店を出すことは無かろうにと、思ったりもする。
そのような店は、いずれ老舗に淘汰されてしまうであろう。
そう、ここが銀座であるかぎり。