板橋駅改良工事 3.16ダイヤ改正

板橋駅改良工事のうち、品川駅改良工事にともなって
山手線車両が池袋の車庫へ入庫するようになる玉突きで
埼京線を板橋駅に留置する新設電留線の供用が、
本日施行のダイヤ改正で開始になりました。

20年以上前に貨物列車が行き来していた場所に
再び命が吹き込まれました。
(奇しくも貨物列車の廃止は23年前の今日、3.16でした)

軍用鉄道の跡

豊富な湧水が流れ出す南橋トンネルと、その直上の南橋は
旧帝国陸軍の軍用鉄道、陸軍電氣鐵道の跡地でもあります。

火薬庫がある為、当初は蓄電池車でしたが、後に架線集電式となり
終戦まで使用されました。

南橋の崖上側の取付部は、現在自衛隊十条駐屯地となっています。

南橋トンネルの湧水

東京の山手北部、十条台の崖には多くの湧水があり
王子七滝などの名所も生まれました。

多くの滝は宅地化や軍用地化によって失われ
名主の滝だけが残されましたが、小さな湧水は
現在でも東北線の線路脇に散在しています。

なかでも、南橋トンネルの湧水は今も滔々と流れ
その水量と透明度は、都内とは思えない程です。

湧水は短い水路を流れ、排水口に消えて行きますが
道路の勾配に対して、水路の勾配が緩いため
水が坂道を登るようようにも見えます。

花

ここ数日、雨からの暖かい陽気で
一気に花が開きました。

公園から聞こえる子どもたちの声も
いつも以上に元気に聞こえます。

春の花

今は梅が真っ盛り。

桃、桜、李、杏。

同じようで違うけれどどれも美しく、
実の美味しいバラ科の樹です。

王子にて 一首

東北の空に向かひて
目を瞑り かふべを垂れる
はちとせの日日

下板橋駅改良工事

JR埼京線板橋駅は現在、改良工事が行われていますが
そこから数百メートル離れた東武東上線下板橋駅でも
上下線相対ホームを結ぶ通路のバリアフリー化工事として
エレベーター設置工事が行われています。

実は下板橋駅は平成二十年(2008)に、板橋区主導で
現在の急カーブ上から、かつて駅があった大山寄りの
東上線車庫や東武百貨店倉庫のある場所へ移転させ
日大病院を開設し、高度医療福祉拠点とする計画でした。

この計画が日大の経営不振などから頓挫している様で
エレベーターは、未来永劫使用することになるかもしれません。



(通路の躯体はほぼ完成している)

春一番 和歌一首

春一番
こぼれる梅の花びらの
向かうに搖し
蕾む櫻木

新しい産業道路駅

立体交差による踏切解消のため、地下化された産業道路駅。

来年の３月には大師橋駅に改称されるので、この風景も一年限りです。

中央停車場

大正三年(1912)開業の東京駅駅舎(現在の丸の内口)が
工事中だった時の写真が発見されたそうです。


空襲で改築されたのち、平成二十四年の復原工事で
開業当初の姿に戻されました。

復原工事をした鹿島建設は、もっと早く写真が見つかっていれば
と思っているのではないでしょうか。

日限不動尊西岸寺

文京区春日の富坂上にある浄土宗寺院の東光山荘厳院西岸寺は
元和二年(1616)に開山し、寛政年間に中興した寺院です。

日限不動尊は、「日を限って」願をかけたことに由来し
寛文の頃、近隣の金杉六左衛門が、病弱であった我が子の病気平癒を
不動尊に37日間に亘って、昼夜問わず祈ったところ不動明王が現れ
我像の安置をすれば祈願成就すると告げたためそれを信じ
忽ちに我が子が病から快復したため、仏徳に報いるべく
不動尊石像を西岸寺に寄進したものと伝えられています。

科博の屋上

今日は、卒園遠足のお仕事で上野の国立科学博物館。

久しぶりに来てみましたが、やはり楽しい場所です。


今まで知らなかったのですが、屋上に上がれるんですね。


本館のドームや東博、反対側にスカイツリーも見渡せる屋上は
子どもでなくても楽しめます。

渋谷駅

改良工事真っ只中の渋谷駅。

ひとつの移設が完了すると、通路が大幅に変わって
せっかく覚えた移動経路も無意味になります。

おそらく世界最難関のダンジョンではないでしょうか。

もちろん、山手貨物線ホームが山手線隣にきて
銀座線ホームが島式ホームになるのは便利ですが
複雑怪奇な経路を楽しめるのも、工事期間だけの特典。

迷子になりながら目的地にたどり着くのも一興です。



(銀座線現ホームから、新ホーム方面を望む)




(線路のかさ上げが行われた埼京線仮設ホーム)

小石川諏訪神社

小石川諏訪神社は、牛天神の坂下にある神社で
明徳元年(1390)に牛天神の別当龍門寺の梅本坊乗観が
夢に現れた諏訪明神の神託によって諏訪より分霊勧請し
この地に創建したものと言われています。

さようなら産業道路

京急大師線産業道路駅。

県道6号線(産業道路)を横切る手前にあって
構内踏切の残る、ローカル風情漂う駅でした。


産業道路は、その名の通り大森から川崎の工場街を通って
鶴見までを結ぶ産業の基幹道路でもあyて、
本数は少ないながら、高さ制限も発生する踏切は
道路輸送上の大きな障害でもありました。

明日から、京急大師線東門前から終点の小島新田まで
産業道路駅を含めて地下化されます。
(始発から10:00頃までは工事のため全線運休です)