現在構築しているホームネットワークは、特に大きな不満はなかったのですが、それでも、いくつか改善したい項目はありました。
1.無線LAN環境(Wi-Fi)はあるのですが、アクセスポイント方式(Fon を設置)だったので、主なデスクトップパソコンやノート PC は、有線でつながっており、速度は速いものの配線の取回しがごちゃごちゃ醜いのが気にかかります。
2.Fon のアクセスポイントは電波は強力なのですが、如何せん年代物を使用していたので、速度が遅い、使えるチャンネルが少ないなど、Wi-Fi 機器が増えるに従って、非力さが目だってきました。
Fon のアクセスポイント機器 La Fonera(FON2100E)
無線規格は IEEE 802.11g / IEEE 802.11b
3.Wi-Fi を通じて ブルーレイレコーダー DIGA(DMR-BW750) の DLNA サーバー機能を利用しようとしても、Twonky Beam(Android アプリ)は、サーバーの存在自体も認識してくれず、結局 NEXUS7 ではDLNA の恩寵を受けることができていませんでした。テレビ SONY BRAVIA は有線でつないでいたので、2階にあるブルーレイレコーダーの録画を1階のテレビで見るというように重宝して使っています。
そこで、このごろ無線ルーターが、高速・高機能・低価格になって、少ない初期投資で目的が達成できる時期になってきたので、インターネットで物色してみました。
候補に上がったのがまずこれです。
しかし、この両者とも、今回のホームネットワーク改善の目的からして、「帯に短し襷に長し」と言う感じです。
BUFFALO は 子機に3ポートの有線コネクタがついているのですが、値段の割りに親機にUSBもなんもついていません。
また、BAFFALO は、前に無線ルーターを買ったところ、無線が非力で、2階から1階にも届かず、買ったその日にPC-DEPOTで二束三文で売りとばした(それでFonを使った経緯がありました)苦い思い出があるため、ちょっと躊躇します。
これに対して LOGITEC のは、この値段でUSBがついて、簡易プリントサーバーを構築できるというすぐれものです。ただし、子機にはテレビのみが1台有線で接続できると言う点で応用力に欠ける部分があります。でも、LOGITECのダイレクトで、なんと3,800円という驚異的な値段で売っていました。
そこで、もう少し、高機能なのはないかと、LOGITEC のWEBを見ていると、なんだ、更に高機能なのに同じ価格ランクの品物があるじゃないですか。それがこれ。USBがついて、子機に有線LANポートが3口ついて、更にDLNA対応とうたっています。
そして、LOGITEC 直販価格が、なっ、なんと3,320円!! でも売り切れ~!!
そこで、懲りずにWEBを検索すると、ありました。貧乏人の強い味方Amazonさま。
3,480円で送料無料。なんと82% OFF!!
即注文です。即届きました。

ほとんど見分けのつかない親機と子機です。ガンダムのような角がでています。アンテナはオプションが多いのに、なんてコストパフォーマンスがいいのでしょう。そういえば、定価は、Amazonの表示に偽りなく、¥19,530(税込)だったようです。

早速ネットワークを入れ替えます。ルーターを入れ替えるのも久しぶりで、すっかり手順を忘れていました。ただ単にモデムにルーターつなげたら、インターネットにつながらなくなってしまいました。
フレッツはPPPoE接続( 電話回線やISDN回線など、発呼を要する通信回線を介してネットワークに接続するために開発されたプロトコルPPPをLANなどの「つなぎっぱなし」の環境でも利用できるようにしたものだそうです。)で、ルーターがWindows7と共同で、PPPoE接続を知らないうちにやってくれていたのですね。NTTやプロバイダーと8年前に契約した書類を久々に引っ張り出してIDとパスワードを入力することになりました(付属のセットアップCDを使うと簡単です)。
これでもつながらなかったらどうしようと思いながら、設定操作10数分、ようやくインターネット接続成功!! 今回の無線ルーターは電波状況も良く、2階親機、1階子機の距離で90%の受信感度でした。ついでにFonもつないでみたらなんと受信感度100%。Fonどんだけ強力なんだ。ファームウエアが古かったのでこれもバージョンアップしました(1.25(2011年7月5日)→1.39(2012年10月24日))。回線の切断が頻繁に起こる不具合が修正されるそうです。

青いLEDがビカビカしています。アンテナがやっぱりガンダムみたいです。親機にUSBハブをつなぎプリンターをつなぎました。これで、どのPCからもプリンターが利用できるようになります。USBハブにハードディスクやフラッシュメモリをつないで簡易NASとして使うこともできます(普通にマイコンピューターにドライブとして表示されます。)
ところが、問題発生。DIGA(ブルーレイレコーダー(DMR-BW750))がDLNAサーバーとして認識されるも、プロトコルエラーがでて再生ができません。DIGAの設定から機器の許可登録をやり直してもだめです。
WEBを検索すると、結構DIGAのDLNAサーバーはデリケートでルーターの変更で再生できなくて困っている人がいるような記事があります。これは、ルーターとの相性の問題なのかとあきらめかけたところ、ふと気づいたことが。

DIGA(DMR-BW750)のこの画面でMACアドレスを指定して、クライアント機器の視聴許可を与えるのですが、何度サーバー機能を無効にしてリセットしたつもりでも、もう一度サーバー機能をONにすると、また勝手に指定してもいないMACアドレスが許可状態になっているのです。
これは、もしかして旧ルーターのときのMACアドレスが記憶されたままで、実態とは違うものが表示されているのではないかと。だから、この画面で視聴許可をしても、実際上は許可がなされておらず、結局クライアントからDLNAサーバーにアクセスできず、プロトコルエラーが出るのではないかと。
そこで、DIGAのマニュアルをひっくり返して読んでみると、ありましたスタート→その他の機能へ→初期設定→設置→初期設定リセットの項目が、これを実行します。
すると、やりました。MACアドレスが白紙の状態に。

ここで、繋げたい機器の電源を入れると、新たにMACアドレスが取得され、これに視聴許可を与えると、みごと、それぞれの機器でDLNAサーバーのフォルダが認識され、録画が視聴できるようになりました。
なんと、NEXUS7でもTwonky Beam を使って視聴できるようになりました。Fon アクセスポイントがDLNA に対応していなかったのでしょうかね。ハイビジョンで結構スムーズに再生できます。

おまけに、Windows8 にアップグレードして、調子が悪くなってしまった、ノートPC HP Pavilion g6-1300AU オーディオ再生が、Wi-Fi経由でつないだら、けろっと直りました。
なんでしょう。考えられるのは、Windows8+インサーネットアダプタ+オーディオデバイス(IDT High-Definition (HD))の相性が、Windows8+Wi-Fiユニット+オーディオデバイス(IDT High-Definition (HD))のトリオで相性問題が解決されたということでしょう。
何か、無線LANを整備したおかげで、解決した問題がずいぶんありました。
