「TOMIX EF58-61 お召仕様機 (2117)」は、発売時期が相当古い(1989年のカタログには載っていて、2002年に姿を消したそうです)のと、腰高のスタイルや旧式のウォームギアのおかげか、あまり、評判が良くないようで、非常に安価(2,000円ぐらい)で売りに出ていたので、つい買ってしまいました。
やって来た商品は1回も走らせたことのない新品でした。
しかし、15年以上も前に買った商品を1回も走らせずにコレクションをしておくという、結構そういう人が多いのですかね(そういう自分も、そのまま積んであるプラモデルの箱が山ほどありますが)。
製品は、確かに、実機の華やかな雰囲気とはだいぶ違って、ただの貨物列車という感じです。
(Wikipedia より)
でも、ボディーを取り巻く飾り帯やナンバーなどはメッキ処理がされているなど、磨けば光る原石という感じです。
そこで、眠っていたミリタリーモデラーの血が騒ぎ、その汚名を挽回してあげる気になりました。
1.まず、握り棒や解放てこが着色されていない。
2.ボディーカラーは、当初は「ぶどう色2号」であったものを、61号機については1966年3月より御料車編成と釣り合う「暗紅色(ため色)」のお召し機専用色にされたそうです。
確かに、KATO のモデルを見ると、「ぶどう色2号」と色味がちょっと違いますね。
これが再現されていないようですが、そこまでは手が付けられないのでほっておきます(区別もほとんどつきません)。
・実車は、連結器、車輪の側面、台車部材、ブレーキロッドなど重要部材を磨き上げ、渋い銀色をしている(点検時に亀裂などの発見を容易にするとともに、装飾の効果をもたせた)が、これが再現されていない(KATOモデルでさえ再現されていない)。
・ホイッスルは別部品ではなくモールドですが、これも金色にしてあげる必要があります。
・ステップが省略されていますが、先台車の首ふり構造上、ちょっと取り付けは無理かも。
・その他もろもろ。
ということで、毎日ちょっとずついじっていたものが、今日完成しました。
余りに小さい部品を相手にしていたので、目がつぶれるかと思いました。
で、リニューアルした「TOMIX EF58-61 お召仕様機 (2117)」です。
どうでしょう、KATO の製品と比べても、負けないくらい高級感出たのではないでしょうか(KATOにどれだけ対抗心もっているんだよ)。
解放てこなどをクロームシルバーにしたことで、腰高感も緩和されたようです。
台車部材、ブレーキロッド等をメタリックグレーで塗ったことで、車両下部が引き締まった感じです。
これ、HOゲージに見えますね(自画自賛)。
十分、ディスプレーモデルとしても鑑賞に堪えうるものになった感じです(我田引水)。
で、リバイバルトレイン「つばめ」を再現。
客車が異様に小さいですが、これは遠近法のなせる業です。
ということで、久々にプラモデルを作っている感じで、大変楽しめました。
また、これが実際に走るというところが、Nゲージの更なる楽しさですね。