世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ローンウルフ

2015年04月17日 | ライフスタイル
一匹狼。

ナント響きの良い言葉だろう。


標高900メートルの大自然の中で生きてきた。

自然の厳しささを嫌というほど知らされた。

風雨、雷、、そして雪と氷。

夏は草刈りに追われた。

冬は薪割りに没頭した。

若かった。


子供の成長と共に、穏やかさを求めて田舎で生きる喜びを知った。

だが田舎ゆえの煩わしさもあった。


子供が巣立ち、生まれ育った街に戻ってで生きることにした。

街は自然に似ている。

ヒトやモノがあふれていながら、どこか孤独を感じるのはなぜだろう。

自然と調和して生きる代わりに、無機質さと人間関係の中でもまれ続ける。

それはあたかも過酷で終わりの無いレースに参戦しているかのようで、一時も気を抜くことができない。


そして今、敢えて一見猥雑な商店街で生きることにした。

もともと商店街の中でもまれて育った。

何か故郷に帰ってきたような不思議な安堵感を覚える。


      日本一の熊本城の下で遊んで育った


ずいぶん長い旅をしてきた。

これが終着駅なのかと思った時、

いや、ここは新たな旅の始まりだと気づく。


誰もやったことがないことをやってきた自負がある。

又性懲りもなく誰もやろうとしないことをやろうとしている。

いきている限り、挑戦という文字が頭から消えることはない。


あたかもローンウルフを気取って一人で何でもやってきたと思う錯覚にも似た驕りがあった。、

気がつけばいつも誰かが側にいてくれた。

支え合って生きてきた。

助けられて生きてきた。


何も失うものがなくなった時、

愛する人のためなら命を差し出すことすら怖くなくなっていた。

愛されることより、愛することの喜びを知った時、

いつの間にか心の中の不安が消えていった。


愛する人のために生きると誓った時、

孤独という心の渇きに潤いが蘇ってきた。


誰かを助けたいと思った時、

何があっても動じなくなった。

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