ほとんどの地域で苦しんでいる。
旅して分かることが多々ある。
内需不振。
輸出不振。
円高が抑えられ、輸入品も安くはならない。
所得も上がらない。
一方、税金や社会保障費は上がり続ける。
三重苦、四重苦を背負った日本経済の解決策はあるのか。
結論は、
ない。
ボクは基本的に楽観論者だが、
冷静に見れば見るほど悲観的にならざるを得ない。
ただ、
悲観的に考え、楽観的に行動することが経営(あるいは人生)における鉄則ということを考えれば
この考えは妥当なのかもしれない。
Think pessimistically, act optimistically.
これは、現実は極めて悲観的であるが、
行動はあくまでも明るく積極的であることを意味する。
なぜ日本人はここまで落ちたのか。
外を見ず、内にこもるから
どんどん日本人の質が落ちている。
英語嫌い、英語下手は相変わらずのようだ。
加えて、
人手不足。
人材不足。
才能不足。
日本の売りのはずであるおもてなしサービス精神も低下の一途だ。
レストランも、ホテルもサービス産業の質が低下していることを肌身で感じる。
日本語の言葉使いを知らない。
丁寧語、謙遜語などなど。
日本は東京一極集中が進み、
九州は福岡一極集中にますます拍車がかかっている。
これでは地方は浮かばれない。
人がいない閑散とした町並み
若者は流出し、
人口が減り、
高齢者ばかりが残る。
産業は停滞し、
税収は減る。
悪循環が止まらない。
それでも、何とかしなければならない。
それには生き方を変えるしかない。
価値観を変えるしか打開策はない。
お金や数字では測れない心の豊かさを見つけること。
一人一人が、
他人と比べず、自分の価値観を確立して
幸せの定義を変えること。
数字に表される経済的豊かさの追求を辞めて、
健康的で、家族がいて、友達がいて、仲間がいて、
やりたいことをやって、
毎日を明るく楽しく過ごすことに意識を向けることだ。
お金がなきゃ楽しくない、幸せになれないといった考えを捨てるべきだ。
お金に執着しているうちは、
どんなにお金持ちになっても幸せになることはない。
お金の呪縛から解き放された時、
本当に必要なお金は自ずと手に入るだろうし、
同時に真の幸せも手に入る。
大きな夢を追いつつも、
小さなことに感動し、幸せを感じる心を持つ。
辛いこと、厳しいことを甘んじて受け入れ、
無いものを嘆いてばかりせず、
今あるものに感謝して生きる。
苦しい時こそ笑う。
笑う門には福が来る。Smile brings happiness.
地方創生の鍵は、
郷土の恵みに感謝して
地元の人が笑って明るく楽しく暮らすことにある。
そうすれば、
みんなが見に来る、寄ってくる。
海には海の幸、
山には山の幸があるのだから。
これをボクは「天岩戸作戦」と呼んでいる。