世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ハノイの街から

2012年11月28日 | 
雨のハノイ。

この時期は少しヒンヤリする。

洗濯物も乾きが遅い。


相変わらずの喧騒だが、なぜか来るたびにホッとする。



昨夜は行きつけの食堂でいつもの焼きそばを喰った。







サラダ(葉っぱの籠盛り)と、漬物(きゅうりと人参の酢漬け)がついて

これで50,000ドン(200円)。



これでも毎回の値上げだ。

当初は35,000ドンだった。

行くたびに40,000ドン、45、000ドンと値上げが続く。


空港からのタクシーも$1ずつ上がり続けて、今回は17US$(¥1,500)だった。

40キロ、小一時間乗ってこの値段だから安いと言えば安いのだが。


今ベトナムはインフレの風が吹いている。

庶民の給料はさほど上がっていないので、生活は苦しくなる一方だ。


一般的な労働者の月給は5~8千円といったところか。

英語や日本語ができると1万円を超えるようだ。


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昨日のブログに書いたように

熊本に住むベトナム人研修生とひょんなことから知り合った。

熊本市内のある食品会社で8月から働いているという。

来る前に勉強してきたという日本語も片言だ。

英語は全くできない。


彼女らの住むアパートに招かれた。

6人が2DKの古びた部屋に住んでいる。


家具は一切何もない。

給料は、月7万円という。

その中から家賃を2万5千円引かれる。


残った4万5千円から一部をベトナムへ仕送りする。

食費は自炊でなんとかやりくりしている。


これは明らかに搾取だ。

奴隷に近い扱いといっても過言ではないだろう。



熊本を立つ前に、テーブルを持って行ってやった。

「こたつはありませんか」 と言われた。


「探してみるね」 って答えた。


どなたか炬燵を譲ってもらえませんか?



彼女らから、洋服をハノイの実家に届けるよう預かってきた。

さてどうして持って行こうか、思案中。




日本を発つ前に、彼女らを迎えに行ってフリートークに招待した。

バス代(片道260円)もないから街に出たことはないという。


ちなみに、ハノイ市内のバスは、どこまで乗っても20円ほどだ。



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ベトナム経済も、庶民の生活を見る限り近年の勢いは衰えを見せているようだ。


ただ、まだまだ消費欲は強い。


洗濯機、エアコン、掃除機のある家は少ない。


世界経済をけん引してきた中国も急ブレーキがかかっている。

習近平新体制がどう打って出るのか。


南シナ海の領有権問題でもベトナム、フィリピンともめ続けている。

チベット問題も焼身自殺者が後を絶たない。


北朝鮮と結託してミャンマーへ武器輸出を計る(日本が押収)など

悪行三昧は相変わらずだ。


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ベトナムも中国と同じ社会主義国だが、

街の雰囲気や庶民の生活所帯を見る限りその面影は薄い。


昨年使いづらかったfacebookもすんなりと繋がるようになった。

中国よりはまマシだ。


そのためベトナムのフェイスブックユーザーの増加は率世界一で、

この半年間で2.4倍にになっているが、それでも普及率は2%に過ぎない。



ベトナムのホテルは安い宿ほどWi-Fiが行き届いている。

しかも無料で利用できるが

今年7月から8月にかけて泊まった5つ星のホテルは

いちにち$12も使用料を取られた。



さて、ビジーな今回のベトナムの旅、

これからどういう展開を見せることになるだろうか。


行き当たりバッ旅の日々は続く。

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