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古民家再再生

2015年05月28日 | ライフスタイル
1年半ほど放置していた古民家が見事に復活してきた。

農家の母屋、納屋とも築114年になる。

16年前に買取り、母屋は喫茶と雑貨のお店、そして納屋はコンドミニアムスタイルのホテルに改装した。

「Dreamin Country in Aso」 として営業してきた。

当時は古民家再生として古民家ブームも相まってもてはやされたものだ。


2年前に、アメリカ人夫婦に英会話合宿の施設として任せたが

2か月足らずでギブアップして遁走した。

それ以来、空き家化していた。



昨年、そこに息吹を入れてくれたのが、シェアハウスに住むW氏だった。

納屋に生い茂る蔦を取り払い、中をきれいに清掃してくれた。


そして、今月、母屋もカフェ&アジアン雑貨の店”Dream Catcher"として復活した。


         築114年になる母屋(メインロッジ)


さらに、昨日、東京に住む某ミュージシャンがスタジオとして使うべく、機材を運び込んだ。


      片方がシェアハウス、もう一方がスタジオ (もともとは牛小屋だった)


これで、母屋、納屋共に見事に復活を遂げた。

ありがたいことである。


多士済済の役者がそろった。

これでまた賑やかになるだろう。



巷では空き家が増えている。

「マイホーム主義」の時代のなごりであろうか。

結婚当初は借家で暮らし、子どもができたら一戸建てを買う。

誰もが思い描く人生行路だった頃の夢の跡も含まれているのだろう。


空き家は全国で800万戸を超えるという。

持ち主が亡くなったり、高齢で施設に入ったりしたまま放置された家も多い。

荒れ果てて、近隣から苦情が出る例が相次ぐ。

取り壊すには費用がかかる。

更地にしたら税金も高くなる。

そもそも土地が売れるかもわからない。

ならば放っておけ、といった事情も背景にあるらしい


一昨日、空き家対策特別措置法が全面施行された。

倒壊の恐れがあったり、衛生上有害だったりする空き家について、市町村が撤去を命令できるようになる。


家族の形は変化し、マイホーム主義の語も今や廃れた。

持ち家社会は変わろうとしているのか。(一部天声人語から抜粋)



今ボクは街へ帰ってきた。

田舎興し、町おこしから、街おこし、そして、商店街興しへとスタンスを変える。


古いものを大切にしたい、残したいという想いは変わらない。

建物も、人情も。


古民家再生とともに、商店街再生、

そして人情再生、人間再生へと挑戦は続く。



※  ”Dream Catcher” の住所は阿蘇・西原村出の口1547-1

096-279-2114

午前11時~日没まで営業

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