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新しい豊かさとは

2016年07月06日 | ライフスタイル
ネパールに学ぶ豊かさ.

それはわれわれ日本人から見れば、豊かさには程遠いかもしれない。

水も電気もない生活。

それって、一時的であるにせよ震災直後体験したことではないだろうか。

だけど、ネパ-ルの山岳地帯では、それが日常なのだ。


人は、物質や地位、名誉などの豊かさを一度経験すると、なかなか後へは戻れないものだ。

だが、今一度人間の豊かさの原点に戻って考えてみたい。


日本やヨーロッパのように成熟社会になるとどうしても自我が強くなる。

イギリスのEU離脱や、日本のナショナリズムの台頭などがその表れだろう。


共産主義の分配のシステムや

資本主義の所有と独占のシステムが崩壊しつつある今、

次に来るものは何か。


それは、二つのカテゴリーに集約されるのではないだろうか。


一つ目は、所有から共有へという流れだ。

いわゆるシェアリングエコノミーというシステムだ。

それは、シェアハウスやエアビなどに象徴される。

物からの解放を意味する。


所有しない、独占しない

モノのいらないライフスタイルの形成にある。

所有は余計な気苦労を生む。


お金も最小限ですむ。

飽食から粗食へ。

健康第一。

病院に行かないで済む。

介護も必要ない。

自立できる生活。

ワークライフバランスの取れた理想のライフスタイルが実現できる。


それでは消費が低迷し、経済が発展しないのではという危惧が生まれる。

そうではない、行動することとで新たな消費活動が生まれることになる。


それがポスト資本主義のニューエコノミーなのだ。



二つ目は、精神社会への移行。

物質文明が進むにつれ、心を患う人が増えている。

病院を見れば一目瞭然である。

心療内科などなかった。


これからは、慈悲、慈愛の精神こそ必要とされる。

助け合い、分かちあう。

認めあい、許し合う

そして、受け入れて、感謝する


これこそが平和への歩みなのだ。


物と者からの解放。

グローバリズムからボーダレス社会へ。


こうした動きが争いのない世界を実現させる。


残念ながら、日本をはじめ、世界でこれに逆行する動きが出ている。

今こそ宗教を超え、民族を超えた広い心が求められる。



【追記】

「地球はこれ以上、成功者を必要としていない。

地球が切に望んでいるのは、平和を実現する人や、

人を癒やす人、修復をする人、物語る人、

そしてすべてのものを愛する人たちだ。」

      ダライ・ラマ

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