世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

海外ビジネスで成功する方法

2014年03月21日 | 仕事
海外にかかわらず、

ビジネスで失敗する人の典型は、

目先の利益だけにとらわれてすぐに利益を出そうとするタイプだ。


健全なビジネスはヒットエンドランではなく、

基本的に長期戦の覚悟が必要となる。


どれだけ長期的スパンで辛抱できるか、持ちこたえられるかの忍耐力が試される。



それに、そこの国の人に貢献する気持ちが必要だ。

搾取しようとすると失敗する。


見透かされたり、逆に足元をすくわれる。


根を下ろす覚悟が必要だ。

ダメなら撤退しようと最初から逃げ腰だと、

うまくいくものもいかなくなる。


その気持ちが相手に伝わるからだ。



日本の価値観や考え方はほとんど通用しないと思わなければならない。

だから、日本でうまくいったからと

その方法をそのまま当てはめてもほとんどうまくいかないことが多い。


そのため、イラついたり相手を馬鹿にしたところで何ら解決にはつながらないのだ。

日本の常識、固定観念、先入観は払拭しなければならない。


そのためにはもはや日本は一流国という奢りを捨て去る必要がある。



経済指標で見れば、まだまだ日本は上位にあるものの

傾向的には新興国の激しい追い上げにあって下降しているのが実態だ。




そうした状況を踏まえたうえで、心構えと覚悟が必要なことは言うまでもない。


そしてそれをきちんとコミットメント(言及して示す)することが必要だ。



すぐに利益が出ないと1年も経たないうちに撤退するところが多い。

何事も成果が出るのは少なくとも1年はかかる。


3年は辛抱する覚悟で望まなければうまくはいかない。


地道に、粘り強くやったものが成功を収めるのだ。


ただ、成功とは一過性のものであるから、

その後も地道な努力を欠かすことはできない。


経営とは生きものであり、刻々と変化するものであるからして

その変化に対応していかなければ陳腐化していく。


成功の美酒に酔うのは一晩にとどめよう。



さらに、絶対に成功するという確信を持つことだ。

そして成功するまでは諦めない。


そうした覚悟を自分のなかに決めれば

絶対的に揺るぎない自信が確立され、ピンチすら絶好のチャンスに変えていく力が備わってくる。



事業は利益を出すことは必要だが、

問題はその利益の還元の仕方だ。


吸い上げるだけでなく、地元に還元することが求められる。




また、進出するにあたってどの国がふさわしいかは

その業種によることは言うまでもないが、


自分の肌に合った好みにもよることは以前にも書いた。




ただ、各国の状況はどこも日進月歩で変化している。



世界情勢を見ても、

ウクライナに見る世界の力関係が欧米一辺倒でなくなっていることは一目瞭然だ。


アメリカの影響力も陰りを見せている。

ロシアの国力も強くはないが、

天然ガスのパイプラインという切り札をちらつかせることでヨーロッパを牽制している。


ロシアに対する経済制裁も、欧米の歩調は必ずしもあっていないのだ。

プーチンはそのことを知って強気に出ている。


同じように中国の影響力も注視しなければならない。

日本の国力が落ちる間隙を縫って虎視眈々と世界に進出し始めている。


アフリカにおいてはそれが顕著だ。


東南アジアにおいてもマレーシア、ミャンマーなどに中国経済は大きな影響力を持つ。

行方不明になっているマレーシアエアラインの乗客のほとんどが中国人であったことを見ればわかるだろう。

もちろん北京行きということもあるが。


実際行ってみればその影響力の大きさがわかるはずだ。


とにかく日本人はもっと鳥の目を持って世界情勢を把握し、

アリの動きのように危機意識を持って世界と関わるべきなのだ。


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