世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

躊躇なく質問する

2020年11月11日 | ライフスタイル
日本衰退の一因として

日本文化における日本人の気質(国民性)と

教育の問題がある。


前者に於いて

日本人は極めて控えめである。


謙虚であることはいいのだが、

謙虚さと控えめは意味が違う。


沈黙は金と言わんばかりにモノ言わぬ国民であり、

同調意識が強く、

自己主張をあまりしない。


必要以上に他人の目を気にするあまり、

みんなとと違った意見を言うことをためらう傾向がある。


空気を読む、忖度することを良しとする。


それが国際社会では裏目に出ているのだ。



後者の教育においては、

先生の話を一方的に黙って、おとなしく聞くことが求められる傾向にある。


一般に、勉強のできる、

好い子を演じる。


その結果、

質問をあまりしない。


途中で手を上げて質問するなどということは滅多にない。


セミナーや講習においてもそうである。


「質問は?」 と聞かれても

誰一人手を上げない。


今、毎週受けている心理カウンセラーとして、

自殺防止の相談員になるための講習においても

質問する人はほとんどいない。

(昨日は、「発達障害」についての講義だった)


ただ黙って聞いているだけで、

何も感じないのだろうか、

とさえ疑ってしまう。



ボクは、

必ず質問をする。
(そのように心がけて聞く)


昨日は、

自閉症とサガン症候群の関係性について質問した。



真剣によく聞いていると

何か疑問に思うこと、

もう少し掘り下げて聞きたいことが

何がしか必ず出てくるはずである。



input だけでなく、

質問しながらoutputすることで

より一層理解を深めることができる。


また、それによって

話し手(講師や相談者)との親密度、

信頼関係もより深めることができるようになる。



聴いているだけで、

分かったつもりでいても

自己満足に過ぎないことが多い。


だいたい、会場を出た途端に

話しの半分は吹き飛び、

一日たてば

8割がた忘れると言われている。


だから、

聞くだけで納得しても

行動に移す人はほとんどいないのだ。


そうして

時間とお金を浪費するセミナーオタクになってしまう。



inputtoしたものは

output(発信)によって

何倍もの効果を生む。


質問力(発信力)もまた

コミュニケーション能力の大きな要素なのだ。



【補足】


「聞くは一時の恥、

聞かぬは、一生の恥」


To ask may be a moment's shame,
but not to ask and to remain ignorant is an everlasting shame


Asking makes one appear foolish, but not asking makes one foolish indeed.

(聞くと愚か者に見えるが、聞かなければ本当の愚か者になる)


Ask much, know much.(大いに聞いて大いに知れ)


Better to ask the way than to go astray.

We have nothing to lose by asking.













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