世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

タビストの世界観

2015年01月08日 | ライフスタイル
世界を回り、旅を続けているとつくずく思うことがある。


それはまず、国境の煩わしさ。

特にビザがいると面倒くささを数倍感じる。

ビザが必要と聞くだけで行くのを躊躇することもある。

ミャンマーがそうだ。

アライバルビザならまだいいが。


それでも日本のパスポートは世界一信用性があって、ビザがなくても入れる国は多い。

日本人は、日本にいる限り陸路で国境を渡ることを知らない。

だが、特にヨーロッパを回ると陸路が当たり前の感覚がある。

ボクもヨーロッパ20か国を回った時、すべて列車かバスあるいは船だった。


アメリカからカナダ、メキシコは陸路で容易にわたれる。

アフリカ、南米はさすがに空路を使った。

唯一ペルーからボリビアに渡るときは、

列車とバスを乗り継いでチチカカ湖を船で渡ったものだ。


ASEAN10か国は今年の終わりまでに経済統合するようになっている。

ボーダーは緩やかになるのか。

物理的にもボーダレスになることを望む。



その次が、通貨の違い。

両替の面倒くささだ。


その点ユーロ圏は楽だった。

そして米ドルが通用するところはまだマシだ。


カンボジアは通常の生活が米ドルでできる。

現地の通貨はリエルというものがあるが。


ベトナムも現地通貨のドンと米ドルが両建てで使える。

これも便利だ。

時に日本円でも通用する。

ベトナム人の多くは、為替差益を狙って頻繁に両替しているようだ。


もともと紙幣に信用性がない。

金本位性的観念が残っている。

インフレで通貨が目減りすることを彼らは敏感に知っている。

子供にも大きな金のネックレスをさせているほどだ。



次に言葉の問題がある。

EUが通貨を共通にしたように、

今や世界の共通言語は言うまでもなく英語である。

英語ができれば世界中どこに行ってもある程度凌げる。


言葉や習慣、風習は長い歴史の中で培られ築き上げられたものだ。

だが、国境や通貨は人間が意図的に作り上げたもので、

いかようにも作りかえることができる。


理想は、世界が日本のようになること。

ボーダレス、単一言語、単一通貨。

何より、平和だ。


日本にいると、何気ないことが海外では面倒になる。

県境を越える、両替をしなくていい、言葉が通じる。

食べ物に共通性がある、習慣がある程度同じなどなど。


確かに日本にも方言があり、地方に行けばチンプンカンプンで同じ日本語かと疑うところもある。

それに日本にも地域によって生活習慣が違う。

ただし、郷に入ったら郷に従え(When in Rome, do as the Romans do.)という。

田舎暮らしと都会暮らしとでは人とのかかわり方が全く違う。



その他の違い。


宗教観の違い。

食べ物の違い。

食材はもとより、味付けも違う。

季節や気候も違う。

それから人柄、人間性。

時間の感覚。

国民性などなど。



要は違いを認めることだ。

多様性(diversity)を認め、

さまざまな違いを尊重して受け入れ、「違い」を積極的に活かすことにより、

変化しつづける環境や多様化するニーズに最も効果的に対応し、

世渡りの優位性を創り上げることが求められている。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。