世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

第三の局面

2013年03月15日 | ライフスタイル
人生には3つの局面がある。


人生を25年周期で分けるか

30年周期で分けるかの違いはあるが、

人生を3つの部分に分けてそれぞれのライフスタイルを決める必要がある。



自分の場合に当てはめて考えてみよう。

ボクは2度結婚をした。


最初は25年周期を辿るかに見えたが

2度目の結婚を機に30年周期に切り替わった。



家族を持つということが周期の変わり目となる。


第一局面は、独身時代。

第二局面は、家族時代。


そして、第三局面こそ最も大切な〆の時代なのだ。



第一局面の独身時代は、

好き勝手をやる「冒険時代」ともいえる。


ここでいろんな経験を積むのだが、

失敗と挫折を数多く味会うことが後々意味を成す。


親の影響力も大きい。


第一局面の経験値が高ければ高いほど、のちの時代に好影響を及ぼす。

反対に、経験値が低いと、後々苦労を余儀なくされる。

これは精神的な側面が大きい。





第二局面の家族の時代は

結婚して子供を設け、子育ての色合いが濃くなる。

いわゆる「子育て時代」だ。

人生の中で最も充実した時代と言えよう。


ここでは、「夫婦」、「家族」、「仕事」といったものが

3要素として大きな意味を成す。


大海に漕ぎ出した船のように

あらゆる艱難辛苦が待ち受けている。




そして、それを乗り切った後、

第三の局面が待ち受けているのだ。


ここでは家族の問題からは解放されるが、

健康問題、資金的問題が浮上してくる局面となる。

真の意味で、人生の成否を決める最重要な局面だ。


そしてそれは、第二局面での足跡が大きくかかわってくる。



人生の勝負は、この第三局面で決まるといっても過言ではない。

第二局面に全エネルギーをつぎ込んだため

意外と想定しない課題が噴出する。


解放されたかに見える

夫婦関係や子育てが足を引っ張る可能性もある。


第三局面で重要なキーワードは、「仲間」である。

いかにに仲間づくりができるかにかかってくる。


それは、それまで築いてきた人脈が大きく影響する。


人脈とは、単なる知り合いを数多く作ることではなく、

如何に「信頼関係」を築いてきたかにかかっている。


現役時代の人間関係は、往々にして肩書きに頼ることが多い。

リタイアして肩書きが無くなると同時に、

雲の子を散らすように今まで親しかった人たちが離れて行くケースが多く見られる。


だから肩書きに頼らない信頼関係をどれだけ築けたがポイントだ。


もちろん、第三局面に入ってから新たに築く信頼関係も必要だ。

それには、それまでの経験値がものを言う。



自分の得意分野、趣味などが新たな関係を作る。

第二局面における仕事一筋人間の危うさはここにある。


配偶者からも、子供たちからも見放される危険性が潜む。

第三局面で多く見られる現象だ。


それゆえ、人生の第三局面をいかに有意義に生きられるかが

最も重要な事柄と言える。




【追記】


結婚して、子供を設けるといった第二局面が描けないケースが増えている。


最も重要な仕事面でも、第一局面のまま不安定要素を抱えて

第三局面を前倒し的に突入する場合もある。


それこそが大きな社会問題となって国を揺すぶる。


環境問題やエネルギー問題の陰に

人間のライフサイクル問題が横たわる。


いかに生き、いかに死ぬか。

永遠の課題だ。

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