世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ひとり、一人、独り

2014年03月15日 | ライフスタイル
同じ言葉でも書き方で意味合いが異なる。

これは日本ならではの言葉の文化だ。

まだ、ヒトリという文字もある。


ボクは、「独り」という字が好きだ。

孤独の独は、

独立の独にもなる。

独特の独でもある。


大人になるということは、独立することを意味する。

つまり独りで立つことだ。



親は、子供の成長が一番うれしい。

何も捕まらずに歩き始めた時、

親は両手をたたいて喜ぶ。


そして、子供が一端の社会人として家を出ていくとき、

同じような喜びを覚えるだろう。



仕事をし、収入を得、

結婚をし、子供を授かる。


当たり前だったこのサイクルが大きく崩れてしまった現代。


子孫を残すという人類とてしての最大の使命を全うしないまま

みじめにこの世を去っていく。


人は、一人では生きられないが、

独りになることを覚悟しておかねばならない。



どんなにラブラブなカップルでも、

どんなに仲の良い夫婦でも、

どんなに円満な家族でも、

時には一人になる時間が欲しいものだ。




問題は、独りになった時に何をするか、だ。


それが意図的であろうが、強いられようが、

独り時間の使い方がその人の人生を決めるといっても過言ではないだろう。



腕の中で寝ていた子供も、彼女も

いつしか別々に寝たり、背中合わせになってしまう。




ボクは、独りの時間を大切に使うことを心がけている。


一人で飲みには出かけない。


物を書くか、本を読むか、音楽を聴くか、英語のTVドラマを見る。


時にはチャットもする。

その場合は、純粋に一人とは言えないかもしれないが。



旅は最も独りの時間が充実する時だ。


心を張りつめ、研ぎ澄ましながら物事や人物を観察する。

そこに新たな発見があり、

新しい自分に生まれ変われる。


まるで旅のたびに脱皮を繰り返すように。


今は観光旅行といったものはめっきり減った。


むしろ、観察旅行というべきだろう。

そこで何かを学び、足跡を残す。


旅の恥は掻き捨ての時代は終わった。

旅の端は書き捨てて、真髄に迫る。


旅を極める段階に入った。



この身は独りでも、心でつながっている人がいる。

たとえ遠く離れていても。


それが心の支えとなっている。


どんなに強がっていても、

やはり人は、ひとりでは生きられない。
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