異国の夜、
一人旅の身にはどこもエキゾチックに見える。
耐え切れず妖艶な灯りと喧噪の街へと繰り出した。
週末の夜、ハノイではナイトマーケットが開かれる
この日ボクは久しぶりにビールを飲んだ。
断酒して2か月半。
恐る恐るビールを口にした。(ウソだけど。ホントは一気に空けちゃった)
だって、みんな飲んでるし。
こんな環境の中で、酒の誘惑を断ち切る自信はボクには備わっていない。
豚も異様だが、奥の婆さんも異様!
道の真ん中で、身長と体重計るの? 商売なるのかナ~????
断酒の誓いを破った意識はない。
それでも断酒は続行中だから。
ただ、海外にいてその意味をなさないと知っただけのことだ。
そもそも出版するまで酒を断つ、というのは
自分自身の中でけじめをつけて執筆を促すためだった。
酒を飲んだ後は筆を持つ気になれないと思ったからだが、
現実は、飲もうが飲むまいが、遅々として原稿は進まない。
いや、実は原稿は出来ている。
電子出版にする思いが強くなり、今その方法を模索しているところなのだ。
いずれにしても、海外ではアイデアを書き留めるにとどまる。
こういう時は、むしろその雰囲気にドップリと浸かることが必要だ。
異国情緒は、いつもと違う感覚を醸し出してくれる。
非日常が普段使わない脳を活性化させてくれる。
だから、またぞろ怪しげなアイデアが噴出してボクを創発へと導く。
創発(そうはつ)とは、
部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。
局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、
個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。
つまり、今までは全く関係なかったような意識下にあった点と点が
化学反応を起こして有機的に結びつき、
まったく想像もできなかったようなシステムが生まれるのだ。
英語ではemergenceという。
when something begins to be known or noticed.
when someone or something comes out of a difficult experience.
実はこの夜口にしたビールは、べトナムでは初ブランドなのだ。
Viet Ha はアルコール度4,5%の軽めのラガービールだ。
その好奇心も手伝って、ビールの陳列ケースに手が伸びた。
いや、もっと正直に言おう。
ボクは機内でもワイを口にした。
日本を発つ前から決めていたことなのだ。
日本を飛びたったら、解禁だ、と。
だって、もったいないでしょ。
国際線ではいくらだってただ酒が飲めるのだから。
断酒の誓いは、日本国内に留める。
だから、帰国すれば出版するまでまた引き続き断酒する。
自分に甘いのは承知の上だが、
むしろこの方がフラストレーションがたまらない。
日本では断酒。
海外では飲酒。
なんとも都合のいいいい訳が見つかったものだ。
一人旅の身にはどこもエキゾチックに見える。
耐え切れず妖艶な灯りと喧噪の街へと繰り出した。
週末の夜、ハノイではナイトマーケットが開かれる
この日ボクは久しぶりにビールを飲んだ。
断酒して2か月半。
恐る恐るビールを口にした。(ウソだけど。ホントは一気に空けちゃった)
だって、みんな飲んでるし。
こんな環境の中で、酒の誘惑を断ち切る自信はボクには備わっていない。
豚も異様だが、奥の婆さんも異様!
道の真ん中で、身長と体重計るの? 商売なるのかナ~????
断酒の誓いを破った意識はない。
それでも断酒は続行中だから。
ただ、海外にいてその意味をなさないと知っただけのことだ。
そもそも出版するまで酒を断つ、というのは
自分自身の中でけじめをつけて執筆を促すためだった。
酒を飲んだ後は筆を持つ気になれないと思ったからだが、
現実は、飲もうが飲むまいが、遅々として原稿は進まない。
いや、実は原稿は出来ている。
電子出版にする思いが強くなり、今その方法を模索しているところなのだ。
いずれにしても、海外ではアイデアを書き留めるにとどまる。
こういう時は、むしろその雰囲気にドップリと浸かることが必要だ。
異国情緒は、いつもと違う感覚を醸し出してくれる。
非日常が普段使わない脳を活性化させてくれる。
だから、またぞろ怪しげなアイデアが噴出してボクを創発へと導く。
創発(そうはつ)とは、
部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。
局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、
個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。
つまり、今までは全く関係なかったような意識下にあった点と点が
化学反応を起こして有機的に結びつき、
まったく想像もできなかったようなシステムが生まれるのだ。
英語ではemergenceという。
when something begins to be known or noticed.
when someone or something comes out of a difficult experience.
実はこの夜口にしたビールは、べトナムでは初ブランドなのだ。
Viet Ha はアルコール度4,5%の軽めのラガービールだ。
その好奇心も手伝って、ビールの陳列ケースに手が伸びた。
いや、もっと正直に言おう。
ボクは機内でもワイを口にした。
日本を発つ前から決めていたことなのだ。
日本を飛びたったら、解禁だ、と。
だって、もったいないでしょ。
国際線ではいくらだってただ酒が飲めるのだから。
断酒の誓いは、日本国内に留める。
だから、帰国すれば出版するまでまた引き続き断酒する。
自分に甘いのは承知の上だが、
むしろこの方がフラストレーションがたまらない。
日本では断酒。
海外では飲酒。
なんとも都合のいいいい訳が見つかったものだ。