アダルトチルドレン(Adult Children)という言葉がある。
精神障害のひとつに挙げられる。
アダルトチルドレンとは、
「機能不全家庭で育ったことにより、
成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という考え方、現象、または人のことを指す。
頭文字を取り、単にACともいう。(Wikipedia)
ボクには、このACの友達がいる。
彼は何度も自殺を図った。
死にきれずにボクのもとに来たこともある。
今、彼は立ち直って仕事に就いて暮らしている。
ACは、一般には、「親からの虐待」「アルコール依存症の親がいる家庭」「家庭問題を持つ家族の下」で育ち、
その体験が成人になっても心理的外傷(トラウマ)として残っている人をいう。
破滅的、完璧主義、対人関係が不得意といった特徴があり、
成人後も無意識裏に実生活や人間関係の構築に、深刻な影響を及ぼしている。
なお、語の発祥は
「Adult Children of Alcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」だった。
その後、単にアルコール依存症の親の元で育った子どもだけでなく、
機能不全家庭で育つ子どもが特徴的な行動、思考、認知を持つことが分かった。
これは、
「Adult Children of Dysfunctional Family
(子どもの成育に悪影響を与える親のもとで育ち、成長してもなお精神的影響を受けつづける人々)」というものであり、
これが現在もっとも広く支持されているアダルトチルドレンの定義となっている。(Wikipedia)
-----------------------------------------------------------------------
このアダルトチルドレンの言葉を借りれば、
昨今、「シニアチルドレン」が増えている。
ボクもその一人だ。
これも社会からはみ出した一種の異常性の現れかもしれない。
いや、今までの常識からはみ出したという方が適切だろう。
そう言う意味では精神障害の一種かもしれない。
結構なことだと思うけど。
「シニアチルドレン」を自分なりに定義付けしてみた。
主に子供の頃に抱いた妄想(夢)を抱いたまま、捨てきれずに
いくつになっても引きずって拘わり続けている人のことをいう。
そして、その実現に向けて年甲斐もなく活動している人だ。
つまり、「子どもの心を持ったシニア」といえるだろう。
悲しいかな、ほとんどの人が子供の頃の夢を脱ぎ捨てながら大人になっていく。
「シニアチルドレン」の特徴として、
自分の歳を忘れている、
若々しい、
色気がある(スケベ心を持っている)
行動的(社交的)である、
明るい、
楽しい(ユーモアがある)、
だからモテる(特に若い子に)、
それゆえにか、時に批判を買い、馬鹿にされる(いい年をしてとか)。
だが、そんなことに構っていない(気にしない)、などなどがある。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日の、朝日新聞の「声」の欄にこういう記事を見つけたので載せておこう。
75歳、英語教員になります
大学生 細野恂(神奈川県 75)
2年前に大学の英文科の3年に編入学して若者と一緒に学習し、先日、中学と高校の英語教員の資格を取得しました。
就職活動をして職を得ることができ、4月から高校で英語を教えます。
老いても学び、熱意とバイタリティーをもって社会に貢献しようと勇気がわきました。
若い時に留学をし、最近では世界一周旅行をした経験を生かし、若者が英語を学び、世界に羽ばたくお手伝いをしたいです。
年齢制限があり、ボランティアができなかったことがありました。
年をとっても働ける日本であってほしいと願っています。
次の夢は幼稚園と小学校の教員の免許を取得して、さらに低い年齢の子どもたちに英語を教えることです。
素晴らしい、の一言。
ボクはまだこの方の足元にも及びません。
だけどボクはまだ若い。
このような人になれるよう努力する。
実に励みになる。
好奇心を持ち、何事にもチャレンジする。
夢を諦めない。
これがなくなれば、たとえ20代であっても、その人は老いるのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう一つ参考までに。
ある雑誌の感想文です。
ある日、通勤電車でドキッとする中吊り広告に出会いました。
「人は走りつづけられない」という見出し。
そしてその後に続く独白。
私が大人になるにつれ休みなく働いてきたのは責任感や仕事への情熱ではない。
本当は「怖かったからだ」。
バキューンと胸を撃ち抜かれたような衝撃。
そして心の奥底から沸き上がってくる共感。
何の雑誌の中吊り?と改めて見ると「孫の力」とあるではないですか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/bb/547482c8a94c1613198295138541f4d2.jpg)
「五輪を観てから死ね。」という特集名。
これ、60代のための雑誌ですよ。
それなのに「死」という言葉がデカデカと踊っているではないですか!
なんと過激な!
孫が出来てからの男のためのライフスタイル誌、なのですが、
孫が出来たからって突然これまでの自分が「じいじ」になるわけじゃないよね、
じいじである前に、自分はいつまでたっても自分だよね、というスタンスが感じられます。
平均寿命80歳の時代。
そしてそれは、望むと望まないにかかわらずまだまだ伸びるのだ。
50だった戦前と比べれば、今は30歳も若いことになる。
だから、今の70歳は、当時の40歳なんですね。
もう一度書いておこう。
好奇心を持ち、何事にもチャレンジする。
夢を諦めない。
それからもう一つ。
「スケベ心」を忘れない。
これ大事!
これがなくなれば、たとえ20代であっても、その人は老人なのだ。
【蛇足】
先日、
「いい年をして」と
お褒めの言葉をいただきました。
ありがとうございます。
さらに【追記】
「60からでも人生は挽回できる」を執筆中。
出版社求む。
精神障害のひとつに挙げられる。
アダルトチルドレンとは、
「機能不全家庭で育ったことにより、
成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という考え方、現象、または人のことを指す。
頭文字を取り、単にACともいう。(Wikipedia)
ボクには、このACの友達がいる。
彼は何度も自殺を図った。
死にきれずにボクのもとに来たこともある。
今、彼は立ち直って仕事に就いて暮らしている。
ACは、一般には、「親からの虐待」「アルコール依存症の親がいる家庭」「家庭問題を持つ家族の下」で育ち、
その体験が成人になっても心理的外傷(トラウマ)として残っている人をいう。
破滅的、完璧主義、対人関係が不得意といった特徴があり、
成人後も無意識裏に実生活や人間関係の構築に、深刻な影響を及ぼしている。
なお、語の発祥は
「Adult Children of Alcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」だった。
その後、単にアルコール依存症の親の元で育った子どもだけでなく、
機能不全家庭で育つ子どもが特徴的な行動、思考、認知を持つことが分かった。
これは、
「Adult Children of Dysfunctional Family
(子どもの成育に悪影響を与える親のもとで育ち、成長してもなお精神的影響を受けつづける人々)」というものであり、
これが現在もっとも広く支持されているアダルトチルドレンの定義となっている。(Wikipedia)
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このアダルトチルドレンの言葉を借りれば、
昨今、「シニアチルドレン」が増えている。
ボクもその一人だ。
これも社会からはみ出した一種の異常性の現れかもしれない。
いや、今までの常識からはみ出したという方が適切だろう。
そう言う意味では精神障害の一種かもしれない。
結構なことだと思うけど。
「シニアチルドレン」を自分なりに定義付けしてみた。
主に子供の頃に抱いた妄想(夢)を抱いたまま、捨てきれずに
いくつになっても引きずって拘わり続けている人のことをいう。
そして、その実現に向けて年甲斐もなく活動している人だ。
つまり、「子どもの心を持ったシニア」といえるだろう。
悲しいかな、ほとんどの人が子供の頃の夢を脱ぎ捨てながら大人になっていく。
「シニアチルドレン」の特徴として、
自分の歳を忘れている、
若々しい、
色気がある(スケベ心を持っている)
行動的(社交的)である、
明るい、
楽しい(ユーモアがある)、
だからモテる(特に若い子に)、
それゆえにか、時に批判を買い、馬鹿にされる(いい年をしてとか)。
だが、そんなことに構っていない(気にしない)、などなどがある。
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今日の、朝日新聞の「声」の欄にこういう記事を見つけたので載せておこう。
75歳、英語教員になります
大学生 細野恂(神奈川県 75)
2年前に大学の英文科の3年に編入学して若者と一緒に学習し、先日、中学と高校の英語教員の資格を取得しました。
就職活動をして職を得ることができ、4月から高校で英語を教えます。
老いても学び、熱意とバイタリティーをもって社会に貢献しようと勇気がわきました。
若い時に留学をし、最近では世界一周旅行をした経験を生かし、若者が英語を学び、世界に羽ばたくお手伝いをしたいです。
年齢制限があり、ボランティアができなかったことがありました。
年をとっても働ける日本であってほしいと願っています。
次の夢は幼稚園と小学校の教員の免許を取得して、さらに低い年齢の子どもたちに英語を教えることです。
素晴らしい、の一言。
ボクはまだこの方の足元にも及びません。
だけどボクはまだ若い。
このような人になれるよう努力する。
実に励みになる。
好奇心を持ち、何事にもチャレンジする。
夢を諦めない。
これがなくなれば、たとえ20代であっても、その人は老いるのだ。
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もう一つ参考までに。
ある雑誌の感想文です。
ある日、通勤電車でドキッとする中吊り広告に出会いました。
「人は走りつづけられない」という見出し。
そしてその後に続く独白。
私が大人になるにつれ休みなく働いてきたのは責任感や仕事への情熱ではない。
本当は「怖かったからだ」。
バキューンと胸を撃ち抜かれたような衝撃。
そして心の奥底から沸き上がってくる共感。
何の雑誌の中吊り?と改めて見ると「孫の力」とあるではないですか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/bb/547482c8a94c1613198295138541f4d2.jpg)
「五輪を観てから死ね。」という特集名。
これ、60代のための雑誌ですよ。
それなのに「死」という言葉がデカデカと踊っているではないですか!
なんと過激な!
孫が出来てからの男のためのライフスタイル誌、なのですが、
孫が出来たからって突然これまでの自分が「じいじ」になるわけじゃないよね、
じいじである前に、自分はいつまでたっても自分だよね、というスタンスが感じられます。
平均寿命80歳の時代。
そしてそれは、望むと望まないにかかわらずまだまだ伸びるのだ。
50だった戦前と比べれば、今は30歳も若いことになる。
だから、今の70歳は、当時の40歳なんですね。
もう一度書いておこう。
好奇心を持ち、何事にもチャレンジする。
夢を諦めない。
それからもう一つ。
「スケベ心」を忘れない。
これ大事!
これがなくなれば、たとえ20代であっても、その人は老人なのだ。
【蛇足】
先日、
「いい年をして」と
お褒めの言葉をいただきました。
ありがとうございます。
さらに【追記】
「60からでも人生は挽回できる」を執筆中。
出版社求む。