秋茄子がなってきた。
さて、
円安がどうにも止まらない。
1985年のプラザ合意以来の150円を付けるのも
時間の問題か?
かつて日本は、輸出立国だった。
円安を背景にドンドン輸出を伸ばし、
景気を底上げしていた。
プラザ合意後も、
低金利政策ででバブル景気を迎えるが
過熱して1990年代には
あっさりバブルが崩壊。
その後失われた30年から
ドンドン日本の国力は失われ今日に至る。
円安なら輸出を伸ばせばいいというかもしれないが、
グローバル化で製造は海外移転し、
もはや時すでに遅し。
いまや日本は、
食料を始め立派な輸入立国である。
だから、石油を始め
食料品等値上げラッシュに見舞われている。
おまけに給料は上がらず、
GDPの約6割を占める
個人消費は衰退の一途。
コロナ禍で、
補助金や給付金で食い繋いできた飲食業界も
今や通常経営では成り立たなくなって
倒産、閉店が相次いでいる。
こんな日本に誰がした!?
と嘆き節があちこちで聞かれる。
政治が悪いと嘆いても
その政治家を選ぶ国民に非があることは
自明の理。
まさに天に唾する愚か者となり下がってしまった。
それも、
モノ余りと天下泰平を享受し、
変化を嫌い、リスクを冒さない国民性がなせる業だろう。
とはいえ、この3年、
何とかせねばと
副業流行りらしいが、
それもなかなかままならない。
それは、
これまでの常識内で考えているから他ならない。
価値観を大幅転換しなければ
どうにもならない方向性に向かっていることに
気付かなければ。
まずは、拝金主義からの脱却である。
このままいけば、
貧富の差はますます激しく、
一億総貧民に陥るだろう。
かつては、
一億総中流社会と言われる良き時代もあったが。
すべてのバランスが崩れ、
天候不順もその一つだろう。
自らまいた種をどう刈り取るかが、
今問われている。