国家統計庁から発表された今年4月の物価上昇率(対前年同月比)は、5.2%の上昇となりました。周辺諸国と比較しても、物価上昇率はそれほど高くありません。ベトナムの4月の物価上昇率(対前年同月比)は、17.5%に達しています。
4月の物価上昇の理由としては、国際マーケットでの価格上昇の影響があります。カンボジアはドル化した開放経済のため、国際価格の波が直撃します。ベトナムなどの周辺国での物価上昇も次第に影響してくるものと見られます。また、食料品の価格が5.7%とじわりと上昇してきていることも懸念されます(写真上:セントラルマーケットの生鮮食料品)。
2月に入ってから、中東情勢の変動による石油の国際価格上昇があり、プノンペンでもガソリンの値段が上昇しつつあります。この影響を受けて、ガス価格や交通費が上昇してきています。ニューヨークの国際石油価格は110ドルを突破したあと、若干下がって100ドル前後で落ち着いてきていますが、今後の国際石油価格の動向から目が離せない状況となっています。
国際通貨基金(IMF)は2011年の物価上昇率を5.2%と見込んでいます。
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4月の物価上昇の理由としては、国際マーケットでの価格上昇の影響があります。カンボジアはドル化した開放経済のため、国際価格の波が直撃します。ベトナムなどの周辺国での物価上昇も次第に影響してくるものと見られます。また、食料品の価格が5.7%とじわりと上昇してきていることも懸念されます(写真上:セントラルマーケットの生鮮食料品)。
2月に入ってから、中東情勢の変動による石油の国際価格上昇があり、プノンペンでもガソリンの値段が上昇しつつあります。この影響を受けて、ガス価格や交通費が上昇してきています。ニューヨークの国際石油価格は110ドルを突破したあと、若干下がって100ドル前後で落ち着いてきていますが、今後の国際石油価格の動向から目が離せない状況となっています。
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