2月20日に世界銀行は、「カンボジア貧困アセスメント2013 貧困層はどこに行ってしまったのか」を発表しました。
カンボジアの貧困率は、2004年の53.2%から2011年には20.5%に大幅に低下しています。これは、2015年までに貧困率を半減させるというミレニアム開発目標を大きく上回る成果であり、世界銀行も高く評価しています。貧困を削減できた要因としては、米の価格の上昇と米の生産増加が大きいと分析されています。また、農家からマーケットへのアクセスに欠かせない道路の整備、携帯電話等によるマーケット情報へのアクセスの改善、灌漑システムの改善、自由でゆがみのない農産品マーケット等も、貧困削減を支えたとしています。
その一方で、貧困層のすぐ上の層に属する人々は、貧困から脱出したものの、様々なリスクに脆弱なため、貧困層に逆戻りしかねないとの懸念もあります。これを改善するために、道路等の農村インフラの拡充、教育改善、子供の栄養改善、貧困層への保健サービス、優良種子等の営農改善等が重要であると指摘しています。
キエット・チョン副首相は、「貧困削減のためには、産業構造の多様化と生産性の向上に基づく包括的な成長が欠かせない」とコメントしています。
世界銀行の新聞発表(英文です)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/02/20/poverty-has-fallen-yet-many-cambodians-are-still-at-risk-of-slipping-back-into-poverty
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カンボジアの貧困率は、2004年の53.2%から2011年には20.5%に大幅に低下しています。これは、2015年までに貧困率を半減させるというミレニアム開発目標を大きく上回る成果であり、世界銀行も高く評価しています。貧困を削減できた要因としては、米の価格の上昇と米の生産増加が大きいと分析されています。また、農家からマーケットへのアクセスに欠かせない道路の整備、携帯電話等によるマーケット情報へのアクセスの改善、灌漑システムの改善、自由でゆがみのない農産品マーケット等も、貧困削減を支えたとしています。
その一方で、貧困層のすぐ上の層に属する人々は、貧困から脱出したものの、様々なリスクに脆弱なため、貧困層に逆戻りしかねないとの懸念もあります。これを改善するために、道路等の農村インフラの拡充、教育改善、子供の栄養改善、貧困層への保健サービス、優良種子等の営農改善等が重要であると指摘しています。
キエット・チョン副首相は、「貧困削減のためには、産業構造の多様化と生産性の向上に基づく包括的な成長が欠かせない」とコメントしています。
世界銀行の新聞発表(英文です)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/02/20/poverty-has-fallen-yet-many-cambodians-are-still-at-risk-of-slipping-back-into-poverty
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