8月18日、日本経済新聞は朝刊1面トップ記事で「中国、サイバー選挙介入か カンボジアで「予行演習」 デジタル技術が民主主義揺らす」と題する記事を掲載しました。「中国が近隣国への政治介入を狙ってサイバー攻撃技術の開発に乗り出した疑いが浮上した。7月29日に総選挙があったカンボジアで大規模な「予行演習」が観測され、今後はアジアを中心に情報操作や選挙工作を広げる可能性がある。」と指摘しています。
具体例として、昨年解党された救国党の党首で現在拘束されているケム・ソカ氏の娘で米国在住のケム・モノビシャ氏に、中国の海南島から送られたウィルスメールを挙げています。中国軍がサイバー戦部隊の拠点を置く海南島の「攻撃サーバー」から見つかったのはカンボジアの選挙委員会、諸官庁、野党政治家へのアクセス履歴だったとしています。フン・セン政権を脅かす動きがないか、総選挙前のカンボジアを「技術を進化させる試験場」に位置づけて攻撃を繰り返していた可能性が高いと指摘しました。
カンボジアは「親中国」と言われますが、国会議事堂、閣僚評議会庁舎等が中国の援助で建設されたことに加え、最近は中国からカンボジア政府関係へのパソコンの寄贈等も行っており、中国にとっては簡単にハッキングできる相手でもあります。中国によるカンボジアへのサイバー攻撃は、以前から取りざたされていましたが、今回、日経新聞が大々的に報道したことにより、中国の隠れた意図が白日の下にさらされたと言えます。日本経済新聞は、カンボジア総選挙についても数多くの記事で報道していました。今後も日本経済新聞の報道に注目していきたいと思います。
(写真は、中国の援助で建設された閣僚評議会庁舎(奥))
日経新聞のサイト
https://www.nikkei.com/paper/article/?n_cid=kobetsu&ng=DGKKZO34305140X10C18A8MM8000
ブログ「カンボジア経済」2018年8月4日「カンボジア総選挙 日本経済新聞が多数の記事」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/9e456b072e0042db321badad42b5807b
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具体例として、昨年解党された救国党の党首で現在拘束されているケム・ソカ氏の娘で米国在住のケム・モノビシャ氏に、中国の海南島から送られたウィルスメールを挙げています。中国軍がサイバー戦部隊の拠点を置く海南島の「攻撃サーバー」から見つかったのはカンボジアの選挙委員会、諸官庁、野党政治家へのアクセス履歴だったとしています。フン・セン政権を脅かす動きがないか、総選挙前のカンボジアを「技術を進化させる試験場」に位置づけて攻撃を繰り返していた可能性が高いと指摘しました。
カンボジアは「親中国」と言われますが、国会議事堂、閣僚評議会庁舎等が中国の援助で建設されたことに加え、最近は中国からカンボジア政府関係へのパソコンの寄贈等も行っており、中国にとっては簡単にハッキングできる相手でもあります。中国によるカンボジアへのサイバー攻撃は、以前から取りざたされていましたが、今回、日経新聞が大々的に報道したことにより、中国の隠れた意図が白日の下にさらされたと言えます。日本経済新聞は、カンボジア総選挙についても数多くの記事で報道していました。今後も日本経済新聞の報道に注目していきたいと思います。
(写真は、中国の援助で建設された閣僚評議会庁舎(奥))
日経新聞のサイト
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