9月11日、アジア開発銀行(ADB)は、カンボジアの送電網強化事業(Grid Reinforcement Project)を承諾したと発表しました。この事業では、送電線(115KV及び230KV)の建設、10か所の変電所の建設等を実施する計画で、借款総額は、1億2780万ドル(約135億円)です。この事業により、安定した信頼できる電力供給に寄与するとしています。また、パイロット事業として、初の発電所規模の蓄電システムの導入に贈与670万ドルを供与します。蓄電システムは、ADBの支援で建設中の太陽光発電所(100MW)に付設され、16MWhの蓄電が可能となり、太陽光発電所からの安定的電力供給に寄与します。
カンボジア政府は、エネルギーセクター開発を優先課題の一つとしており、電力供給の増大により、生産性の向上や生活の質向上を図る計画です。停電の防止や送電量の増大への対処のためにも、送電線や変電所の強化は欠くことのできないものです。また、カンボジア政府は、太陽光発電等の持続可能エネルギーの開発にも積極的に取り組んでおり、太陽光発電容量を2019年の155MWから、2022年には約3倍の415MWにまで増強する計画です。
カンボジアの電力セクターは、発電所の増設や送電網の拡充といった改善を続けてきましたが、カンボジアの発展段階では、電力需要の伸びはGDP成長率の2倍程度の伸びになっており、引き続き電力セクターへの投資を着実に継続していくことが必要不可欠です。カンボジア政府の積極的な対応が期待されます。
(写真は、アジア開発銀行の発表より)
アジア開発銀行の発表(英文です)
https://www.adb.org/news/127-8-million-adb-loan-help-expand-power-grid-cambodia
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カンボジア政府は、エネルギーセクター開発を優先課題の一つとしており、電力供給の増大により、生産性の向上や生活の質向上を図る計画です。停電の防止や送電量の増大への対処のためにも、送電線や変電所の強化は欠くことのできないものです。また、カンボジア政府は、太陽光発電等の持続可能エネルギーの開発にも積極的に取り組んでおり、太陽光発電容量を2019年の155MWから、2022年には約3倍の415MWにまで増強する計画です。
カンボジアの電力セクターは、発電所の増設や送電網の拡充といった改善を続けてきましたが、カンボジアの発展段階では、電力需要の伸びはGDP成長率の2倍程度の伸びになっており、引き続き電力セクターへの投資を着実に継続していくことが必要不可欠です。カンボジア政府の積極的な対応が期待されます。
(写真は、アジア開発銀行の発表より)
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