カンボジア経済

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第14回日ASEAN防衛当局次官級会合

2025年02月20日 | 経済
 2月11日、日本の防衛省・自衛隊は、福岡において第14回日ASEAN防衛当局次官級会合を開催しました。議長は、加野防衛審議官が務め、ミャンマーを除くASEAN9か国及びASEAN事務局に加え、ASEAN加盟が原則合意されている東ティモールがオブザーバーとして参加しました。
 今回の会合では、2023年11月に開催された第8回日ASEAN防衛担当大臣会合において日本が提示した「防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ:ジャスミン(Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation: JASMINE)」の下で取り組んできた具体的な防衛協力の実績について各国防衛当局次官級で確認しました。また、今後の新たな取組の実施に向け、参加各国等と率直な議論を行いました。
 会議では、日本から、厳しい挑戦を受ける安全保障環境の中で、地域の安全保障協力をリードするASEANの役割がますます重要になっていることを強調しました。加えて、「ジャスミン」は日本が目指す「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」という、本質的原則を共有するビジョンの実現を力強く後押しするものであると強調しました。その上で、「ジャスミン」に基づく具体的取組について振り返り、ASEANとの新たな防衛協力の可能性について発表を行いました。
 中国と米国の冷戦がますます厳しくなる中で、中国の軍事的圧力を直接受けている日本とASEANが協力していくことは重要な意義があります。小国のカンボジアは米中の板挟みとなっており、日本に対する信頼感は高いものがあります。日本が様々な機会をとらえて、カンボジアが中国に傾き過ぎないように働きかけていくことには大きな意義があるものと見られます。
(写真は、防衛省・自衛隊の発表より)

防衛省・自衛隊の発表
https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/dialogue/j-asean/asia_tokyoseminar_14th.html


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