4月26日、電子送金大手のウイングは、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行から、商業銀行ラインセンスを授与されたと発表しました。ウイングは、携帯電話を使った低コストの電子送金から始まり、これまでは特殊銀行でしたが、今回のライセンスで預金の受入れ等も可能な商業銀行となります。新銀行名は、ウイング銀行(Wing Bank (Cambodia) Plc)となります。
カンボジアの地方部には銀行の支店等があまりなく、金融へのアクセスに困難があります。こうした中で、ウイングは、9300か所の代理窓口「ウイング・キャッシュ・エクスプレス」で現金の授受が可能です。ウイングは、金融サービスだけでなく、電子支払のウイング・ペイ、電子商取引プラットフォームのウイング・モール等も展開しています。スマートフォンで利用可能なウイング・マネー・アプリでも、今後は預金・貸付・送金等の金融サービスが可能となるとしています。更に、法人向けにウイング・SMEというサービスも開始し、従業員への給与振込や取引先との決済サービス等も提供していく計画です。
ウイングのようなオンライン・デジタル・サービスを得意とする銀行が、カンボジアに出現したことは、先進国が辿ってきた道とは違う発展の道筋をIT技術で新たに切り開いていくものと評価できます。銀行口座の保有率も低く、金融へのアクセスが課題となっているカンボジアで、新たな形での発展が進み、金融包摂に向けて大きな役割を担うことが期待されます。
(写真は、ウイング・アプリ)
ウイングの発表(英文です)
https://www.wingmoney.com/en/wing-commercial-bank-license/
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カンボジアの地方部には銀行の支店等があまりなく、金融へのアクセスに困難があります。こうした中で、ウイングは、9300か所の代理窓口「ウイング・キャッシュ・エクスプレス」で現金の授受が可能です。ウイングは、金融サービスだけでなく、電子支払のウイング・ペイ、電子商取引プラットフォームのウイング・モール等も展開しています。スマートフォンで利用可能なウイング・マネー・アプリでも、今後は預金・貸付・送金等の金融サービスが可能となるとしています。更に、法人向けにウイング・SMEというサービスも開始し、従業員への給与振込や取引先との決済サービス等も提供していく計画です。
ウイングのようなオンライン・デジタル・サービスを得意とする銀行が、カンボジアに出現したことは、先進国が辿ってきた道とは違う発展の道筋をIT技術で新たに切り開いていくものと評価できます。銀行口座の保有率も低く、金融へのアクセスが課題となっているカンボジアで、新たな形での発展が進み、金融包摂に向けて大きな役割を担うことが期待されます。
(写真は、ウイング・アプリ)
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