3月11日、日立造船は、国際協力機構(JICA)の「2023年度中小企業・SDGs ビジネス支援事業」において、カンボジアでの「高濁度向けパッケージ型高速ろ過システムの普及に向けたビジネス化実証事業」が採択されたと発表しました。
カンボジアでの今回の実証事業では、濁度が大きく変動する雨季と乾季において、日立造船独自の繊維ろ過材を用いた「高濁度向けパッケージ型高速ろ過浄水システム」の浄水性能が現地に適合することを確認するとともに、現地水道事業者の実証機運転による操作性・維持管理性の評価を得ることで、カンボジアでのろ過浄水システム販売のためのビジネスプランを策定することを目的としています。
カンボジアの都市部では、河川水を浄水処理し、生活用水として利用できる状況となりつつあります。しかし、地方都市や農村部では、多くの人々が安全・安心な水にアクセスできない生活を余儀なくされています。さらに、水を汲んだ重たいタンクを長距離にわたって人手で運ばなければならないことも多く、それが女性や子どもたちにとって厳しい負担となっています。
日立造船の高濁度向けパッケージ型高速ろ過浄水システムは、省スペースなパッケージ型であるため、農村部や遠隔地などの集落に対して分散配置しやすい特長があり、このシステムの普及により、地方都市や農村部でも安価で安全・安心な清浄水の利用が可能となることが期待されます。同社のシステムでは、標準タイプの処理量が1000立方メートル/日であり、4 万人への給水が可能とのことです。
同社では、「これまで培った技術を活かし、地域経済の発展や観光業の振興など、地域全体の発展に貢献してまいります」としています。
(写真は、日立造船の新聞発表より)
日立造船の新聞発表
https://www.hitachizosen.co.jp/newsroom/news/assets/pdf/FY2023-94.pdf
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カンボジアでの今回の実証事業では、濁度が大きく変動する雨季と乾季において、日立造船独自の繊維ろ過材を用いた「高濁度向けパッケージ型高速ろ過浄水システム」の浄水性能が現地に適合することを確認するとともに、現地水道事業者の実証機運転による操作性・維持管理性の評価を得ることで、カンボジアでのろ過浄水システム販売のためのビジネスプランを策定することを目的としています。
カンボジアの都市部では、河川水を浄水処理し、生活用水として利用できる状況となりつつあります。しかし、地方都市や農村部では、多くの人々が安全・安心な水にアクセスできない生活を余儀なくされています。さらに、水を汲んだ重たいタンクを長距離にわたって人手で運ばなければならないことも多く、それが女性や子どもたちにとって厳しい負担となっています。
日立造船の高濁度向けパッケージ型高速ろ過浄水システムは、省スペースなパッケージ型であるため、農村部や遠隔地などの集落に対して分散配置しやすい特長があり、このシステムの普及により、地方都市や農村部でも安価で安全・安心な清浄水の利用が可能となることが期待されます。同社のシステムでは、標準タイプの処理量が1000立方メートル/日であり、4 万人への給水が可能とのことです。
同社では、「これまで培った技術を活かし、地域経済の発展や観光業の振興など、地域全体の発展に貢献してまいります」としています。
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