5月29日、アジア開発銀行(ADB)は、対カンボジア・パートナーシップ戦略2024年~2028年(Country partnership strategy for Cambodia)を発表しました。アジア開発銀行では、各国への支援を進めるにあたって、国別に中期的な戦略を策定しています。カンボジアの場合は5年毎に選挙があり、選挙後にカンボジア政府は5か年計画を発表しています。現在は、第一次五角形戦略(2023年~2028年)を実施中ですので、アジア開発銀行もこの戦略の期間と内容に合わせた国別戦略を策定したものです。
今回の戦略は、カンボジアにおける持続可能で包摂的かつ強靭な経済への道筋を強化することを目的としています。戦略の重点は、民間主導の経済多角化の促進、人的開発の推進、気候変動への耐性強化としています。また、分野横断的な優先目標として、気候変動への対応、ガバナンスと行政能力の強化、ジェンダー平等の改善、デジタル化の促進、地域的協力・統合の深化等が盛り込まれています。
民間セクター主導の経済多角化の促進については、質の高いインフラの整備による民間投資の誘致、ビジネス環境の改善、特に零細中小企業向けのビジネス環境の整備を目指すとしています。人的開発の推進については、教育、技能開発、保健、清潔な上水供給と衛生等の質の高いサービスへの包摂的なアクセスを確保することを目指しています。気候変動への耐性強化については、農業、水資源、都市インフラ等の部門で、的を絞った気候イニシアチブ実施するとしています。また、再生可能エネルギー源の拡充と譲許的な気候資金の動員を目指しています。
アジア開発銀行は、カンボジアにとって、中国に次ぐ第2位の援助機関です。カンボジアの開発戦略に沿った形の国別支援戦略をアジア開発銀行が策定することは、大きな意義があるものと見られます。
アジア開発銀行の発表(英文です)
https://www.adb.org/news/adb-launches-new-country-partnership-cambodia
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今回の戦略は、カンボジアにおける持続可能で包摂的かつ強靭な経済への道筋を強化することを目的としています。戦略の重点は、民間主導の経済多角化の促進、人的開発の推進、気候変動への耐性強化としています。また、分野横断的な優先目標として、気候変動への対応、ガバナンスと行政能力の強化、ジェンダー平等の改善、デジタル化の促進、地域的協力・統合の深化等が盛り込まれています。
民間セクター主導の経済多角化の促進については、質の高いインフラの整備による民間投資の誘致、ビジネス環境の改善、特に零細中小企業向けのビジネス環境の整備を目指すとしています。人的開発の推進については、教育、技能開発、保健、清潔な上水供給と衛生等の質の高いサービスへの包摂的なアクセスを確保することを目指しています。気候変動への耐性強化については、農業、水資源、都市インフラ等の部門で、的を絞った気候イニシアチブ実施するとしています。また、再生可能エネルギー源の拡充と譲許的な気候資金の動員を目指しています。
アジア開発銀行は、カンボジアにとって、中国に次ぐ第2位の援助機関です。カンボジアの開発戦略に沿った形の国別支援戦略をアジア開発銀行が策定することは、大きな意義があるものと見られます。
アジア開発銀行の発表(英文です)
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