6月4日、カンボジア国家選挙管理委員会(NEC)は、5月26日に投票が行われた地方選挙(都・州・市・郡・区の評議会議員選挙)の結果を発表しました。選挙結果は、野党不在の中で、与党のカンボジア人民党がほぼ9割の議席を獲得して圧勝しました。
今回の地方選挙(都・州・市・郡・区の評議会議員選挙)は、コミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員合計1万1622人による間接選挙です。
プノンペン都と各州の評議会選挙では、5党が559議席を争い、カンボジア人民党504議席、クメール意志党47議席、国民の力党8議席となりました。フンシンペック党(民族統一戦線)、クメール国家統一党は議席を獲得できませんでした。
市・郡・区の選挙は、5党が3641議席を争いました。党別の獲得議席数は、カンボジア人民党3257、クメール意志党312、国民の力党69、フンシンペック党2、クメール国家統一党1でした。
今回投票したコミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員については、2022年6月に選挙が行われましたが、8割以上が与党・人民党系でした。このため、今回の選挙結果は、投票前から与党圧勝が予想されていました。
最近の分類では。カンボジアは選挙型権威主義国となるようですが、選挙を実施することは、民主主義に最低限必要なことと言えます。フン・マネット首相の下で、自由・公正な選挙に向けた努力がなされていくかが注目されます。
(写真は、プノンペンポスト紙より)
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今回の地方選挙(都・州・市・郡・区の評議会議員選挙)は、コミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員合計1万1622人による間接選挙です。
プノンペン都と各州の評議会選挙では、5党が559議席を争い、カンボジア人民党504議席、クメール意志党47議席、国民の力党8議席となりました。フンシンペック党(民族統一戦線)、クメール国家統一党は議席を獲得できませんでした。
市・郡・区の選挙は、5党が3641議席を争いました。党別の獲得議席数は、カンボジア人民党3257、クメール意志党312、国民の力党69、フンシンペック党2、クメール国家統一党1でした。
今回投票したコミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員については、2022年6月に選挙が行われましたが、8割以上が与党・人民党系でした。このため、今回の選挙結果は、投票前から与党圧勝が予想されていました。
最近の分類では。カンボジアは選挙型権威主義国となるようですが、選挙を実施することは、民主主義に最低限必要なことと言えます。フン・マネット首相の下で、自由・公正な選挙に向けた努力がなされていくかが注目されます。
(写真は、プノンペンポスト紙より)
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