カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

新型コロナ カンボジアの状況 6月7日 変異株に警鐘

2021年06月07日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染がピークを越えて減少傾向となっていましたが、下げ渋っています。6月6日の保健省の発表によれば、死者は263名(5月30日から54名増)です。累計陽性者数は3万4244名(同4840名増)となっています。治癒数は2万7147名(同4959名増)です。先週の新規陽性者のうち、4617名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は223名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(5月30日現在陽性者3万3131名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。
 6月2日、プノンペン都は、15人以上の集会を禁止する等の規制を導入しました(6月16日まで)。また、感染が拡大傾向のカンポット州も夜間外出禁止等の規制を6月2日から6月9日まで行うとしています。他方、6月4日、シェムリアップ州は、夜間外出禁止・酒類販売禁止等の規制を解除しました。
 6月4日、カンボジア保健省は、タイから帰国した3名がインド変異株(デルタ株)に感染していたことを明らかにしました。保健省では、変異株の感染拡大に注意するよう警鐘を鳴らしています。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、ついにはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。ロックダウンは終了したものの、新たな規制が導入されたり、州毎に状況が異なっていたりしますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策継続が必要と見られます。
(写真は、ほとんど休業のプノンペン・オールドマーケット。6月4日撮影)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24時間営業 Café Wine O'clock | トップ | メルマガ「週刊カンボジア経... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経済」カテゴリの最新記事