カンボジア経済財政省の関税消費税総局の発表によりますと、2023年(1月~12月)のカンボジアからの輸出は、対前年比1.8%増の226億4499万ドル(約3兆2840億円)でした。輸入は、5.0%減の241億8304万ドル(約3兆5070億円)でした。
輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年比0.8%減の88億9744万ドル(約1兆2900億円)で、全体の39.3%を占めています。2位はベトナムで37.1%増の29億7256万ドル(シェア13.1%)、3位中国19.2%増14億7874万ドル(シェア6.5%)、4位日本0.2%増11億7578万ドル(シェア5.2%)、5位カナダ22.4%減8億6954万ドル(シェア3.8%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年比3.3%増の107億8609万ドル(シェア44.6%)、2位ベトナム8.9%減36億1218万ドル(シェア14.9%)、3位タイ20.5%減28億9543万ドル(シェア12.0%)、4位インドネシア9.1%増9億9460万ドル(シェア4.1%)、5位台湾36.3%減6億6051万ドル(シェア2.7%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比12.9%減の78億6878万ドル(シェア34.8%)、2位電気部品56.6%増31億2991万ドル(シェア13.8%)、3位穀物45.1%増17億4819万ドル(シェア7.7%)、4位旅行用品8.2%減17億763万ドル(シェア7.5%)、5位履物21.4%減13億6547万ドル(シェア6.0%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品7.6%減33億8824万ドル(シェア14.0%)、2位縫製原料10.2%減25億9739万ドル(シェア10.7%)、3位電気機器7.7%増15億7663万ドル(シェア6.5%)、4位車輛43.6%減13億3951万ドル(シェア5.5%)、5位機械11.0%減13億661万ドル(シェア5.4%)等です。
品目別輸出で、日系企業等が製造・輸出している電気部品が大きく伸びたことが注目されます。他方、これまでの主力輸出品であった縫製品・履物・旅行用品が大きく減少しました。主要輸出先の欧米の景気が延滞の影響と見られます。また、品目別輸入では、石油製品価格の落ち着きで、石油製品の輸入金額が減少しています。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、逆風を受けつつあります。他方、電気部品等、新たな製造業の輸出が堅調です。今後とも、輸出品目の多様化と輸出競争力の強化が重要な課題となるものと見られます。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
関税消費税総局の統計のサイト(英文です)
https://stats.customs.gov.kh/en
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輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年比0.8%減の88億9744万ドル(約1兆2900億円)で、全体の39.3%を占めています。2位はベトナムで37.1%増の29億7256万ドル(シェア13.1%)、3位中国19.2%増14億7874万ドル(シェア6.5%)、4位日本0.2%増11億7578万ドル(シェア5.2%)、5位カナダ22.4%減8億6954万ドル(シェア3.8%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年比3.3%増の107億8609万ドル(シェア44.6%)、2位ベトナム8.9%減36億1218万ドル(シェア14.9%)、3位タイ20.5%減28億9543万ドル(シェア12.0%)、4位インドネシア9.1%増9億9460万ドル(シェア4.1%)、5位台湾36.3%減6億6051万ドル(シェア2.7%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比12.9%減の78億6878万ドル(シェア34.8%)、2位電気部品56.6%増31億2991万ドル(シェア13.8%)、3位穀物45.1%増17億4819万ドル(シェア7.7%)、4位旅行用品8.2%減17億763万ドル(シェア7.5%)、5位履物21.4%減13億6547万ドル(シェア6.0%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品7.6%減33億8824万ドル(シェア14.0%)、2位縫製原料10.2%減25億9739万ドル(シェア10.7%)、3位電気機器7.7%増15億7663万ドル(シェア6.5%)、4位車輛43.6%減13億3951万ドル(シェア5.5%)、5位機械11.0%減13億661万ドル(シェア5.4%)等です。
品目別輸出で、日系企業等が製造・輸出している電気部品が大きく伸びたことが注目されます。他方、これまでの主力輸出品であった縫製品・履物・旅行用品が大きく減少しました。主要輸出先の欧米の景気が延滞の影響と見られます。また、品目別輸入では、石油製品価格の落ち着きで、石油製品の輸入金額が減少しています。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、逆風を受けつつあります。他方、電気部品等、新たな製造業の輸出が堅調です。今後とも、輸出品目の多様化と輸出競争力の強化が重要な課題となるものと見られます。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
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