カンボジアの銀行セクターは最近、預金量が伸びていますが、その一方で昨年の経済危機の影響で貸出が伸び悩み、結果として金余りの状況となっています。先週開催されたセミナーでキエットチョン経済財政大臣は、銀行セクターが特に長期のローンに対して貸し渋りの態度を強めたため、民間商業銀行等からの中央銀行(NBC:写真)への預金量が増加し9億ドルに達していると公表しました。通常の貸出金利の平均は15%程度ですが、中央銀行の預金金利は0.5%しかありませんので、銀行としても残念なところです。しかし、キエットチョン大臣も指摘しているとおり、この余っている資金は、今年の経済回復に重要な役割を果たすものと期待されます。銀行にとっては、預金金利が若干下がっている今こそ預金を集めるチャンスの時とも言えます。
なお、下がっているとは言っても、カンボジアのドル建て1年もの銀行預金金利は、6%~7%の水準です。
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なお、下がっているとは言っても、カンボジアのドル建て1年もの銀行預金金利は、6%~7%の水準です。
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