カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

日本・カンボジア物流政策対話

2015年11月06日 | 経済
 日本の国土交通省は、10月26日、プノンペン・ラッフルズホテルにて、「日本・カンボジア物流政策対話及びワークショップ」を開催しました。日本側代表として羽尾物流審議官が、カンボジア側代表としてチャンコサル公共事業運輸省副大臣が出席しました。この対話及びワークショップには、両国の官・民より物流関係者50名以上参加し、カンボジアにおける物流の課題や我が国の物流施策等について活発な議論が行われました。
 カンボジアでは、産業開発政策の実現に向けて、物流マスタープランを2018年に策定することとしており、物流インフラの効率的な活用、物流システムの高度化・効率化、モーダルシフト等の環境にやさしい物流に向けた取組等が重要であり、日本のこれまでの経験や各種取組について学んでいきたいとの認識が示されました。これに対して、日本側からは、総合物流政策大綱・交通政策基本計画の策定や物流総合効率化法などによる計画的・省庁横断的な枠組みの重要性を強調するとともに、我が国の物流政策や各種取組事例を紹介しました。
 また、越境通関における透明性の確保、シングルストップ・シングルウィンドウ化や開庁時間延長などの利便性の向上など、日本側より要望されている重要課題について提議し、カンボジア側との意見交換を行いました。
(写真は、コンテナトラックが行きかうバベット国境。)

国土交通省の新聞発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000241.html

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中央銀行 インターバンク市場の活性化に向けて

2015年11月05日 | 経済
 カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、10月30日に、譲渡性預金証書(Negotiable Certificates of Deposit: NCD)の最低金額を、これまでの10分の一に引き下げると発表しました。ドル建ては、これまでの50万ドル(約6000万円)から5万ドル(約600万円)に、リエル建ては、これまでの20億リエル(約6000万円)から2億リエル(約600万円)に引き下げます。NCDは、銀行間市場での取引のためにNBCが発行するものです。銀行間市場は、各銀行の資金融通に利用される市場です。
 NBCは、2013年にNCDを導入して銀行間市場の活性化を図ってきましたが、銀行側から、額面が大きく、期間の長いNCDは使用しにくいとの指摘があり、改善を行ったものです。金融市場の効率化、ひいては銀行の収益改善のためにも、銀行間市場の育成は必要性が高く、NBCと民間銀行との対話に基づき、継続的に改善が行われていくことが期待されます。


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カンボジア社会経済調査2014

2015年11月04日 | 経済
 カンボジア計画省統計局が実施した「カンボジア社会経済調査(CSES)2014」の結果が発表されました。計画省では、5年ごとにサンプル数を増やした大規模調査を行っており、今回の調査は2004年、2009年に次ぐ大規模調査でした。
 カンボジア社会経済調査は、人口、住宅、農業、教育、労働、保健、事故・犯罪犠牲者、世帯収入と負債、世帯消費、脆弱性等について調査・分析しています。
 1万2000世帯を対象に調査した家計調査では、2014年のカンボジアの一世帯当たり平均可処分所得は、142万4000リエル(約356ドル:約4万2700円)でした。また、プノンペンに限ると約2倍の283万6000リエル(約709ドル:約8万5100円)でした。平均可処分所得は、2009年と比べると93.5%増と大幅に増加しています。保有する耐久消費財についての調査では、2009年には44%の普及率だった携帯電話が、2014年には83%に上昇していることが注目されます。また、オートバイについても、2009年の49%から66%に大幅に上昇しています。

カンボジア社会経済調査2014(英文)
http://www.nis.gov.kh/nis/CSES/CSES_2014_Report.pdf


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格安携帯のFREETEL カンボジアに進出へ

2015年11月03日 | 経済
 日本で格安携帯・SIMをFREETELのブランドで展開しているプラスワン・マーケティングは、10月27日、SIMフリーの携帯電話サービス・端末で海外進出すると発表しました。自社ブランド「フリーテル」端末の販売を11月からカンボジア、メキシコで始め、今後、対象国・地域を広げる計画です。
 カンボジアでは、シンガポール系のSouth East Asia Telecom (Cambodia)(ブランド名SEATEL)を通じて、2015年11月よりスマートフォン「FREETEL priori2 LTE」を販売する予定です。SEATELブランドではFDD-LTE方式のみで移動体通信サービスを提供しており、音声通話はすべてVoLTE (Voice over LTE)となっています。
 プラスワン・マーケティングの増田薫社長は会見で「日本の携帯メーカーの多くが海外展開に失敗してきましたが、日本のモノづくりを復活させ、日本メーカーとして世界と戦っていきたい」と語っています。

プラスワンの新聞発表
http://blg.freetel.jp/file/20151027_01.pdf


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2015年11月02日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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世界銀行報告書 Doing Businessビジネス環境の現状 2016

2015年11月02日 | 経済
 世界銀行は、ビジネスのしやすさをランキングした「Doing Business (ビジネス環境の現状)」を毎年発表しています。189カ国/地域を対象としたDoing Business 2016は、10月27日に発表されました。
 カンボジアは、今年は127位と、昨年の133位から順位を上げました。周辺国は、タイ49位(前年46位)、中国84位(同83位)、ベトナム90位(同93位)、インド130位(同134位)、ラオス134位(同139位)、ミャンマー167位(同177位)、バングラデシュ174位(同172位)でした。第1位はシンガポール、日本は34位でした。
 10種類の項目で評価されていますが、カンボジアについては、借入の容易さ(Getting Credit)が高く評価されており15位となっています。カンボジア信用機構(CBC)の活動が評価されています。比較的容易と考えられているビジネス開始が引き続き180位と大変悪くなっています。多くの手続きと、1人当たり所得と比べた開設コストの高さがネックとなっています。
 カンボジアも少しずつ改善しているのですが、投資促進のための努力も国際的な競争が厳しいようで、なかなか大幅な順位向上には結びつかないようです。日本政府・民間との二国間協議等を通じて、投資環境の粘り強い改善が図られることが期待されます。

世界銀行の新聞発表(和文)
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2015/10/27/doing-business-report-finds-more-than-60-of-worlds-economies-improved-their-business-rules-in-past-year


国別評価:カンボジア(英文)
http://www.doingbusiness.org/data/exploreeconomies/cambodia#starting-a-business


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お野菜中心 バックヤードカフェ

2015年11月01日 | 生活環境
 カンボジアーナホテル近くにあるベジタリアン系のカフェ「バックヤードカフェ」です。ヴィーガンと呼ばれる菜食主義やグルテンフリーにも対応している、いわゆるローフードのお店です。内装は、木材をうまく使用したナチュラルな感じです。メニューは野菜中心です。今回は「パワーボウル」(写真上)を試してみました。お隣の席を見ても、野菜中心とはいえ、とにかくボリュームたっぷりです。お客さんは、西洋系の方が多く、私以上に体格が大きい方も多く見受けられました。ナチュラル系をお好みの方にはお勧めです。
 なお、クレンジング・ジュースによるデトックスのコースもあります。3日間(80ドル)または5日間(150ドル)、特製ジュース6本/日で過ごすものです。日本人の方でも、トライされている方がいらっしゃいます。

Backyard Cafe
11b, St. 246
078751715
http://backyardeats.com/

インテリアはナチュラルな感じです。


マンゴーマッドネス。ビンを使っているのは素敵です。竹か木を材料としているストローは、意見が分かれるところ。



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