「2017年 4~6月ドラマ 一口感想①」の続きです
『警視庁捜査一課9係 season12』
前記事(その1)で、書き漏らしていました。(『警視庁捜査一課9係 season12』(2017年) 感想 【追記あり】)
今シリーズは何と言っても、渡瀬さんと野際さんが他界されたこと。寂しい……
渡瀬さんの死去は、時期的にも配役的にも相当影響があったようで、ストーリーがバタバタしてしまっていた。世界的有名な法医学者・竹中直人(役名略)も中途半端だった。
ただ、そのせいだけでなく、長期継続によって、脚本を始め、いろいろな点での消耗を感じる。
『CRISIS ~公安機動捜査隊特捜班』
アクションは楽しめたし、主役2人も魅力があり、他のキャラも面白く、各話のストーリーも練られていた。
ただ、捜査班が5人と少なく、敵も小規模で、若干、こじんまりと尻すぼみという感がある。
ラストエピソードでは、元自衛隊の特殊部隊とは言え、たったひとりに振り回されたのは、如何なものか?
映画化、あるいは、続編の予定があるのだろうか。いろいろと含みを持たせた中途半端な終わり方だった。通常なら腹立たしさを感じるが、それほど感じなかったのは、ドラマ終盤辺りから、このドラマへの期待感が小さくなってしまったせいなのだろう。
『人は見た目が100%』
水川あさみ(役名略)のボケが面白くて観ていた。ブルゾンちえみも頑張っていたが、喰われていた感がある。
それにしても、化粧品会社とは言え、おしゃれの研究ばかり。仕事しろよ!
クライマックスで、まさかの罪悪感なしの二股主義が発覚。
「悪いところを含めて、キミのすべてを受け入れ、好きになった。だから、欠点を直す……自分を押さえて変わる必要はないんだよ(だから、自分の二股も認めてよ。二股を掛けるところも含めて好きになってよ)」
という理屈。
このドラマのテーマは「おしゃれを研究して、綺麗に自分を変えよう」であり、そのことを貫き、彼とは別れ、自分を磨く(変える)ことを選ぶという結末だった。
何とかまとめたようだが、やはり、「二股を認める」⇔「自分を変える」という図式は、おかしい。
『緊急取調室』
シーズン1同様、天海祐希の魅力とおじさん4人(田中哲司、大杉漣、小日向文世、でんでん)が上手くマッチしていた。速水もこみち、鈴木浩介はシーズン1よりこなれてきていた。
取調室が主なので、捜査による謎解き部分が少ないのが物足りなく感じる。最終話は2回(前後編)だったので、取調室中心だと間延び感が生じた。
緊張感を出すため、「犯人の一人が真壁(天海祐希)の亡くなった夫そっくり」とか「緊急取調室、解体」という要素を織り込んだが、エピソードの内容で勝負してほしかった。
時折、内輪もめの振りをするが、見え見えなので要らない。
夫そっくりの犯人(眞島秀和)を登場させるなら、仲村トオルを出してほしかった。
今クール(4~6月)のドラマは低調だった。
『警視庁捜査一課9係 season12』
前記事(その1)で、書き漏らしていました。(『警視庁捜査一課9係 season12』(2017年) 感想 【追記あり】)
今シリーズは何と言っても、渡瀬さんと野際さんが他界されたこと。寂しい……
渡瀬さんの死去は、時期的にも配役的にも相当影響があったようで、ストーリーがバタバタしてしまっていた。世界的有名な法医学者・竹中直人(役名略)も中途半端だった。
ただ、そのせいだけでなく、長期継続によって、脚本を始め、いろいろな点での消耗を感じる。
『CRISIS ~公安機動捜査隊特捜班』
アクションは楽しめたし、主役2人も魅力があり、他のキャラも面白く、各話のストーリーも練られていた。
ただ、捜査班が5人と少なく、敵も小規模で、若干、こじんまりと尻すぼみという感がある。
ラストエピソードでは、元自衛隊の特殊部隊とは言え、たったひとりに振り回されたのは、如何なものか?
映画化、あるいは、続編の予定があるのだろうか。いろいろと含みを持たせた中途半端な終わり方だった。通常なら腹立たしさを感じるが、それほど感じなかったのは、ドラマ終盤辺りから、このドラマへの期待感が小さくなってしまったせいなのだろう。
『人は見た目が100%』
水川あさみ(役名略)のボケが面白くて観ていた。ブルゾンちえみも頑張っていたが、喰われていた感がある。
それにしても、化粧品会社とは言え、おしゃれの研究ばかり。仕事しろよ!
クライマックスで、まさかの罪悪感なしの二股主義が発覚。
「悪いところを含めて、キミのすべてを受け入れ、好きになった。だから、欠点を直す……自分を押さえて変わる必要はないんだよ(だから、自分の二股も認めてよ。二股を掛けるところも含めて好きになってよ)」
という理屈。
このドラマのテーマは「おしゃれを研究して、綺麗に自分を変えよう」であり、そのことを貫き、彼とは別れ、自分を磨く(変える)ことを選ぶという結末だった。
何とかまとめたようだが、やはり、「二股を認める」⇔「自分を変える」という図式は、おかしい。
『緊急取調室』
シーズン1同様、天海祐希の魅力とおじさん4人(田中哲司、大杉漣、小日向文世、でんでん)が上手くマッチしていた。速水もこみち、鈴木浩介はシーズン1よりこなれてきていた。
取調室が主なので、捜査による謎解き部分が少ないのが物足りなく感じる。最終話は2回(前後編)だったので、取調室中心だと間延び感が生じた。
緊張感を出すため、「犯人の一人が真壁(天海祐希)の亡くなった夫そっくり」とか「緊急取調室、解体」という要素を織り込んだが、エピソードの内容で勝負してほしかった。
時折、内輪もめの振りをするが、見え見えなので要らない。
夫そっくりの犯人(眞島秀和)を登場させるなら、仲村トオルを出してほしかった。
今クール(4~6月)のドラマは低調だった。