英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2017年 4~6月ドラマ 一口感想 その2………やはり、いらない要素が多いなあ

2017-07-09 21:39:31 | ドラマ・映画
「2017年 4~6月ドラマ 一口感想①」の続きです

『警視庁捜査一課9係 season12』
 前記事(その1)で、書き漏らしていました。(『警視庁捜査一課9係 season12』(2017年) 感想 【追記あり】
 今シリーズは何と言っても、渡瀬さんと野際さんが他界されたこと。寂しい……
 渡瀬さんの死去は、時期的にも配役的にも相当影響があったようで、ストーリーがバタバタしてしまっていた。世界的有名な法医学者・竹中直人(役名略)も中途半端だった。
 ただ、そのせいだけでなく、長期継続によって、脚本を始め、いろいろな点での消耗を感じる。

『CRISIS ~公安機動捜査隊特捜班』
 アクションは楽しめたし、主役2人も魅力があり、他のキャラも面白く、各話のストーリーも練られていた。
 ただ、捜査班が5人と少なく、敵も小規模で、若干、こじんまりと尻すぼみという感がある。
 ラストエピソードでは、元自衛隊の特殊部隊とは言え、たったひとりに振り回されたのは、如何なものか?
 映画化、あるいは、続編の予定があるのだろうか。いろいろと含みを持たせた中途半端な終わり方だった。通常なら腹立たしさを感じるが、それほど感じなかったのは、ドラマ終盤辺りから、このドラマへの期待感が小さくなってしまったせいなのだろう。

『人は見た目が100%』
 水川あさみ(役名略)のボケが面白くて観ていた。ブルゾンちえみも頑張っていたが、喰われていた感がある。
 それにしても、化粧品会社とは言え、おしゃれの研究ばかり。仕事しろよ!
 クライマックスで、まさかの罪悪感なしの二股主義が発覚。
 「悪いところを含めて、キミのすべてを受け入れ、好きになった。だから、欠点を直す……自分を押さえて変わる必要はないんだよ(だから、自分の二股も認めてよ。二股を掛けるところも含めて好きになってよ)」
という理屈。
 このドラマのテーマは「おしゃれを研究して、綺麗に自分を変えよう」であり、そのことを貫き、彼とは別れ、自分を磨く(変える)ことを選ぶという結末だった。
 何とかまとめたようだが、やはり、「二股を認める」⇔「自分を変える」という図式は、おかしい。


『緊急取調室』
 シーズン1同様、天海祐希の魅力とおじさん4人(田中哲司、大杉漣、小日向文世、でんでん)が上手くマッチしていた。速水もこみち、鈴木浩介はシーズン1よりこなれてきていた。
 取調室が主なので、捜査による謎解き部分が少ないのが物足りなく感じる。最終話は2回(前後編)だったので、取調室中心だと間延び感が生じた。
 緊張感を出すため、「犯人の一人が真壁(天海祐希)の亡くなった夫そっくり」とか「緊急取調室、解体」という要素を織り込んだが、エピソードの内容で勝負してほしかった。
 時折、内輪もめの振りをするが、見え見えなので要らない。
 夫そっくりの犯人(眞島秀和)を登場させるなら、仲村トオルを出してほしかった。


今クール(4~6月)のドラマは低調だった。
 
 
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2017年 4~6月ドラマ 一口感想 その1………いらない要素が多かったなあ

2017-07-09 09:56:29 | ドラマ・映画
完全に機を逸していますが……

まず、取り上げたことのあるドラマから
『小さな巨人』
 「敵は味方の振りをする」という決め台詞が足を引っ張った(こだわり過ぎ)ドラマタイトルも的確ではなかった。
 証拠のなさを「200%の覚悟」とか訳の分からない言葉と、顔芸でごまかしたドラマ。
(詳しくは「第1話~第8話 感想」「最終話 感想」

『警視庁・捜査一課長 season2』
 いろいろなお約束(コント)を楽しむドラマ(詳しくは「第1話~第9話 感想」
 最終回は、2時間SPということで、ストーリーを複雑化した。しかし、松下由樹(役名・略)の行動心理を一貫性のないものにし、斉藤由貴(役名・略)の父親の病気を理由に、“大福(斉藤のニックネーム)の勘”を外させるという楽な手法を採ったため、何の面白さもなかった。田中圭が斉藤由貴を庇って刺されたのも、強引だった。

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
 面白かったが、蝶形骨に纏わるエピソードはつまらなかった。
 無理があり過ぎたし、最終回前に登場した林泰文(役名略)が黒幕というのも残念。蝶形骨で引っ張ったのなら、櫻子(観月ありさ)の伯父(柴俊夫)が真犯人であるべき。
 しかし、櫻子に影響を与えた伯父を狂人にするのは、原作そのものを壊してしまう。

『貴族探偵』
 最後までつまらなかった。
 「第1話~第8話 感想」でも述べたが、主人公に魅力がなさ過ぎる。
 武井咲(役名略)の師匠・井川遥(役名略)の死の真相が明かされれば、貴族探偵の魅力が少しはアップするかと思ったが、井川遥が死亡を偽装しなければならなかった理由に説得力がなかったので、で、魅力アップには繋がらなかった。
 ドラマを通して、井川と武井のやり取りもつまらなかった。井川遥が不要だった気さえする。そもそも、に貴族探偵が要らない。……いっそのこと、『愛香(武井咲)と3人の従者たち』した方が良かったのでは?

『フランケンシュタインの恋』
 これも最後まで面白くならなかった。
 いや、主人公・綾野剛がフランケンシュタインになる前の先代ヒロイン・二階堂ふみとのエピソードの方が面白かった。
 現代ヒロイン・二階堂ふみは、“不治の病でこの先長くない”を理由に訳の分からない理屈・行動をとり、主人公を振り回す。魅力が薄く、主人公が魅かれるというのも納得できなかった。
 現代ヒロインが不要……と言うより、キャラ設定を間違えた。
 ドラマも主人公・フランケンのキャラは良かったが、それの活かし方を間違えた。(「第1話~第7話 感想」はこちら
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新・情報7daysニュースキャスター(TBS)での あやふやな解説

2017-07-09 09:16:59 | 芸能
 昨夜(7月8日)の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS)をたまたま見ていたら、将棋が語源の一般用語について、北野たけし氏が解説をしていた。
◆「必死」……将棋用語としては「必至」が正しいとされている
 まず、「詰めろ」を次に玉を詰ます手であると説明した後、「必死」はどう対策を取っても詰みが逃れられない、「必ずそうなってしまう」状態と説明していた。
 「ひっし」の説明としては、ほぼ的確であったが、「必死」ではなく「必至」が正しいはず。
 子どもの頃に読んだ将棋の入門書には「“必至”(“必死”とも書く)」と記述されていた。

 で、この記事を書くに当たって、国語辞典(旺文社)を引いてみた。
「必至」……必ずそうなり、避けることのできないこと。必然。
 思っていた通りの意味だが、「将棋用語」という記述はなかった。
 そこで、念のため「必死」を引いてみた。
「必死」……
①必ず死ぬこと。
②死を覚悟して行うこと。死にものぐるい。決死。「――の努力をする」
③将棋で、次の手で必ず詰めになるような形。「――をかける」

 え~!こっち?(辞典が“1985年重版”となっていて、現状には則していないことも生じてきているのだろう……きっと)

◆「結局」
 将棋の終局が語源という主旨の説明をしていたが、その際、「将棋を打ち終える」という表現をしていた。
 しかし、正しくは「将棋を指し終える」である。

 ちなみに、辞典では
1.[名詞]終わり。最後。
2.(副詞)つまり。終わりに。
【語源】囲碁を打ち終えることから出た語

となっている。

 北野氏は用意されていた説明ボードを見ながら解説しており、あやふやな説明が北野氏に起因したものなのか、説明ボードを用意したスタッフが原因なのかは不明。
 この件について、TBSに問い合わせのメールを送ったが、おそらく返事はないであろう。


 
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