英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season19 第3話「目利き」

2020-10-30 20:41:39 | ドラマ・映画
“口達者な食えない男”の実演販売士の酒井(山本浩司)がいい味出していた。
(山本浩司さん……season9の第8話『ボーダーライン』を思い出します)

≪奮闘する酒井≫
 罪(詐欺)の重さに気づき、後悔し償うために捜査二課の尾崎係長(及川いぞう)に協力。得意の話術で詐欺グループに近づき、懇意になったところで盗聴器を仕掛けたプレゼントを渡す。
 自殺した尾崎を発見。遺書に《蠍龍会幹部の兵頭から金を受け取っていた》とあり、それを隠すために殺されたように偽造。
刑事を殺害された警視庁が躍起になって、詐欺グループを逮捕するということも踏んでいた。
 右京と酒井のやり取りも面白かった。

≪鋭い洞察と推理で真相に近づいていく特命係》
・尾崎がきょろきょろしていたのは、尾行を撒かれたのではなく、少し前に撤去された公衆電話を探していた
・尾崎が不自然な買い物をしていたことから、尾崎と酒井と繋がりがある
・尾崎の自宅の書斎に尾崎の指紋が一つも残されていなかった。……尾崎は書斎で殺害され、その痕跡を消したから(この段階では殺害されたと考えられていた)
・詐欺被害に遭った被害者の情報をどこで入手したのか?……「駆け込み寺ドットコム」の存在

 面白かったが、尾崎の行動や心情が少し不可解。
・兵頭に、酒井に命が危ないぞと脅されたとはいえ、金を受け取ってしまったこと
・酒井に、兵頭との繋がりを疑われ、責められたことで、自殺。
 自殺するなら、兵頭を逮捕してからでもいいのでは?
・《尾崎に裏切られていた》と思ってしまうような遺書では、酒井がかわいそう。
 右京は「尾崎が兵頭と繋がってしまったのは、酒井を守るためで、そのことを話すと、酒井を苦しめることになるから」と言ったが、《尾崎に裏切られていた》と思い込む方が酒井にとっては悲しいのでは?
・「あなたも目利きなら、尾崎さんのことをそこまで理解すべきでした」という右京の言葉は、不要だった。

第1話第2話


【ストーリー】番組サイトより
捜査一課と二課が殺人を巡り激しく衝突
因縁渦巻く謎多き事件の真相とは…!?


 詐欺などの経済事件を扱う捜査二課の係長・尾崎(及川いぞう)が、遺体で発見された。同僚の刑事いわく、尾崎が追っていた詐欺グループの仕業に違いないという。
 独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、尾崎が死の直前にしていた不自然な買い物に着目。実演販売士の酒井(山本浩司)から話を聞く。しかし、酒井は口達者な食えない男で、これといった手掛かりは得られなかった。いっぽう、捜査本部では、尾崎の追っていた組織は、3年前も同様の手口で犯行を重ねていたグループだとあたりをつけていた。当時、その組織には、尾崎の情報屋を殺害した疑いが浮上したものの、証拠不十分で罪に問えなかったという。
 殺人事件は自分たちの管轄だと主張する一課と、一連の事件に因縁がある二課が激しく対立する中、右京と亘は酒井と尾崎の意外な繋がりに気付く。

特命係が追う実演販売士の男に不審な過去
殺害された捜査二課の係長にも別の顔が…!?
特命係が二転三転する事件の真実を追う!


ゲスト:山本浩司 及川いぞう

脚本:神森万里江
監督:権野元
コメント (2)
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