英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

名探偵コナン(アニメ) 「モノレール狙撃事件(前編・後編)」

2021-09-08 17:21:05 | アニメ
最近の『名探偵コナン』(アニメ)は酷いなあ。
(原作(漫画)は読んでいないので、アニメのオリジナルストーリーなのかは知りません)

 浦沢義雄氏などは「カオス回は浦沢義雄脚本」と言われるほど、不条理やギャグやコメディ色が強いス脚本が多いらしい。
 997話「スマイルの里の陰謀」や1010話「笑顔を消したアイドル」が、あまりに破天荒なストーリーだったので、《脚本は誰なんだ?》と思い、検索をかけたら浦澤氏だった。それ以降、担当脚本家を気にするようになった。

 さて、先日の「モノレール狙撃事件(前編・後編)」(1016・1017話)だが、不可解な点(納得のいかない点)が多かった。脚本は大和屋暁氏
前編ストーリー(番組サイトより)
 モノレールに乗って湾岸エリアへと向かっていたコナンと小五郎は、そのモノレールに銃弾が撃ち込まれ乗客の1人が負傷するのを目撃する。緊急停車したモノレールから飛び出し、犯人の追跡をする2人は、狙撃地点と思われるマンションの一室へとやってくる。そこには犯人の姿はなかったが、鑑識の捜査の結果、そこは狙撃地点であり、別の殺害事件が起こった現場であることが判明した。しかし、病院に運ばれていた被害者から摘出されたのは到底狙撃に向いているとは言えないトカレフの弾で……。
後編ストーリー(番組サイトより)
 コナンと小五郎が乗っていたモノレールで銃弾による傷害事件が発生する。犯人を追跡した2人は、あるマンションに到着するが、そこで発見した犯人は東都市場へと逃走。東都市場では多くの人が大荷物を運んでおり、犯人がマンションで起こした殺害事件の遺体を運んでいても目立たない。そこで猿ぐつわで口を塞がれ拘束された従業員が発見される。洋服と鍵束、ターレーを盗まれ、犯人はどうやら東都市場に溶け込み、何かをしようとしているようだ。
 そんな中、マンションの住人が判明。前科がないが、4か月前に米花町で起きた現金輸送車襲撃事件の容疑者として、捜査線上に浮上したことのある秋山一郎という男で……。


【不可解な点】
①モノレールで狙撃されたのは、偶発的なものだった。詳細な被弾地点、ガラスの貫通痕などを検証せず(風向きは確かめていたが…重要なファクターではないような…)、灰原の緻密な物理計算もなく、狙撃?地点を割り出していた
②銀行強盗の共犯者が飲み込んだ鍵を取り出すため、死体を運ぶが、通行人などに目撃される危険性も高く、運ぶのに物理的にも大変。殺害現場で死体を切り裂いて取り出す方が、合理的。そもそも、どうやって運んだのだろうか?
③コナンたちを攪乱するため、通りすがりの女性を襲い、車に閉じ込め、ガソリンで爆死させようとした。
 まず、そんなことをするより、さっさと死体を運べばいいのに。
 それに、何の関係もない女性を、撹乱させるために、爆死させようとするなんて、非道過ぎ!
 そもそも、ガソリンや麻酔薬をどうやって調達したのか?強盗はともかく、殺人事件は突発的だったし。
 
ちなみに、「ハンカチに麻酔薬(ジエチルエーテル)を沁み込ませて、昏睡させる」のは、実際には難しいらしい
④地下倉庫らしき所で、死体から鍵を取り出そうとしたが、市場関係者でもないのに、詳しすぎる犯人。コナンたちも、「ここなら人気(ひとけ)もない」と納得のセリフを言っていたし…
 場所の説明などの言及はないので、視聴者は置いてきぼり。
⑤地下倉庫への入り口の蓋は、犯人1人で閉められるのか?
⑥追い詰められて窮した犯人が、キレて小五郎を撃とうとしたが、これも不要なシーン。高木刑事の前で、圧縮サッカーボールを炸裂させていいの?
⑦強奪した金を隠してある鍵(かなり大きそう)を飲み込む共犯者も理解不能。命も危ういし、自分も金を使えないし…
コメント (6)
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