豪華キャストということで、視聴し始めた『VIVANT』。
もしかしたら、肩透かしを食らうかもと思ったが、かなり面白く、次回が楽しみと思わせる内容だった。
視聴率は初回より11.5%、11.9%、13.8%(世帯/関東、ビデオリサーチ)と右肩上がり。あれだけのキャストと製作費を考えると、物足りない数字だが、現在の視聴傾向(録画や見逃し配信)や趣味の多様性(特にインターネットに時間を割く人が増えた)を考慮すると、仕方がないのかもしれない。
それよりも、右肩上がりで推移しているのは、このドラマの面白さを示しているのではないだろうか?
しかし!、第4話終盤、ある重大な事実が明かされ、かなり萎えてしまった……
ここからネタバレ(まあ、大方の人は、既にご存じだと思います)
乃木(堺雅人)が別班のメンバーだった!
乃木の…あの……あたふた、おろおろは、一体何だったのか?
二重人格(多重人格)のなせる業?
乃木の場合、裏の人格と意思の疎通ができる点、お互いが記憶を共有している点、意識的に人格交代ができる点など、通常?の二重人格とは異なってはいるが……
しかし、別班メンバーだったとしても、警視庁公安部・野崎(阿部寛)の助けやドラムの補助がないと、バルカ共和国での大爆発で命を落としていただろうし、日本へも帰国も到底叶わなかっただろう。
そもそも、別班メンバーなら、不正送金の犯人に仕立て上げられたり、タクシードライバーに騙され砂漠に取り残されたりなどしないだろう。
乃木の“素”が《ただの人の好い商社マン》で、乃木の意思に反して、別班に入り、隠密活動行っている(乃木も容認)。それでも、裏の人格が乃木と共有部分が多いようなので、おめおめと騙され、嵌められてしまうのは、おかしい。
細かいことを言えば、アル・ザイールが残した言葉「ヴィヴァン」の正体の推理シーンでは、乃木は「別班」のことなど、全くの初耳の様子。だとすると、乃木も相当な役者だ。
『乃木が別班のメンバーだった》というのは驚愕の事実だが、第4話までの乃木の“あたふた”ぶりを見させられての”どんでん返し”は、アンフェアな脚本過ぎる。
ドラマ『アンフェア』(2006年、関西テレビと共同テレビの企画・制作)での、後出しジャンケンの何でもあり……“もう皆が、真犯人(黒幕)に見えてしまう”状態を思い出してしまった。
こうなると、ドラムが黒幕だってあり得るし、下手をすると医師・柚木(二階堂ふみ)だって、裏で糸を引いてる……なんてことも頭をよぎってしまう。
『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』でのディープフェイク的映像に近い反則脚本だ。
………とは言え、非常に面白いので、当然、視聴継続!
【細かな疑問や感想】
①山本エネルギー事業部1課課長は友人の乃木の為に、サーバールーム侵入まで手伝う……さすが” 蒲殿” と思ったが……ちがった(笑)。
でも、この手助け、自分の首を絞めているよね。あの時、乃木に協力しなければ、財務部・太田梨歩の正体を暴けず、乃木はアウトになっていたはず。(それほど危険を伴わないのなら、協力している振りと理解できるが……)
正体がバレてからの山本は、けっこうヘナチョコだった
②太田梨歩の行動も意味不明。警視庁サイバー犯罪対策課の東条(濱田岳)が崇めるほどの伝説のハッカーであるのに、山本の言うがままに不正送金に加担。さらに、専務・長野(小日向文世)や宇佐美や原にも接近(不正送金の細工の為かも)
③専務・長野はまだ裏があるような気がする
④バルカ警察のチンギスは割と好き。また出てこないかな?最後に助けてくれるような気がする
もしかしたら、肩透かしを食らうかもと思ったが、かなり面白く、次回が楽しみと思わせる内容だった。
視聴率は初回より11.5%、11.9%、13.8%(世帯/関東、ビデオリサーチ)と右肩上がり。あれだけのキャストと製作費を考えると、物足りない数字だが、現在の視聴傾向(録画や見逃し配信)や趣味の多様性(特にインターネットに時間を割く人が増えた)を考慮すると、仕方がないのかもしれない。
それよりも、右肩上がりで推移しているのは、このドラマの面白さを示しているのではないだろうか?
しかし!、第4話終盤、ある重大な事実が明かされ、かなり萎えてしまった……
ここからネタバレ(まあ、大方の人は、既にご存じだと思います)
乃木(堺雅人)が別班のメンバーだった!
乃木の…あの……あたふた、おろおろは、一体何だったのか?
二重人格(多重人格)のなせる業?
乃木の場合、裏の人格と意思の疎通ができる点、お互いが記憶を共有している点、意識的に人格交代ができる点など、通常?の二重人格とは異なってはいるが……
しかし、別班メンバーだったとしても、警視庁公安部・野崎(阿部寛)の助けやドラムの補助がないと、バルカ共和国での大爆発で命を落としていただろうし、日本へも帰国も到底叶わなかっただろう。
そもそも、別班メンバーなら、不正送金の犯人に仕立て上げられたり、タクシードライバーに騙され砂漠に取り残されたりなどしないだろう。
乃木の“素”が《ただの人の好い商社マン》で、乃木の意思に反して、別班に入り、隠密活動行っている(乃木も容認)。それでも、裏の人格が乃木と共有部分が多いようなので、おめおめと騙され、嵌められてしまうのは、おかしい。
細かいことを言えば、アル・ザイールが残した言葉「ヴィヴァン」の正体の推理シーンでは、乃木は「別班」のことなど、全くの初耳の様子。だとすると、乃木も相当な役者だ。
『乃木が別班のメンバーだった》というのは驚愕の事実だが、第4話までの乃木の“あたふた”ぶりを見させられての”どんでん返し”は、アンフェアな脚本過ぎる。
ドラマ『アンフェア』(2006年、関西テレビと共同テレビの企画・制作)での、後出しジャンケンの何でもあり……“もう皆が、真犯人(黒幕)に見えてしまう”状態を思い出してしまった。
こうなると、ドラムが黒幕だってあり得るし、下手をすると医師・柚木(二階堂ふみ)だって、裏で糸を引いてる……なんてことも頭をよぎってしまう。
『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』でのディープフェイク的映像に近い反則脚本だ。
………とは言え、非常に面白いので、当然、視聴継続!
【細かな疑問や感想】
①山本エネルギー事業部1課課長は友人の乃木の為に、サーバールーム侵入まで手伝う……さすが” 蒲殿” と思ったが……ちがった(笑)。
でも、この手助け、自分の首を絞めているよね。あの時、乃木に協力しなければ、財務部・太田梨歩の正体を暴けず、乃木はアウトになっていたはず。(それほど危険を伴わないのなら、協力している振りと理解できるが……)
正体がバレてからの山本は、けっこうヘナチョコだった
②太田梨歩の行動も意味不明。警視庁サイバー犯罪対策課の東条(濱田岳)が崇めるほどの伝説のハッカーであるのに、山本の言うがままに不正送金に加担。さらに、専務・長野(小日向文世)や宇佐美や原にも接近(不正送金の細工の為かも)
③専務・長野はまだ裏があるような気がする
④バルカ警察のチンギスは割と好き。また出てこないかな?最後に助けてくれるような気がする