英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season22  第11話「その頬に触れるな」

2024-01-15 10:03:47 | ドラマ・映画
絡み合う4つの事件
①化学メーカーの研究員が、猛毒の神経ガスで殺害
②初音がデザインした“ほっぺ丸”に纏わる半年前の女性デザイナーの自殺
③玩具メーカー社員・丹生初音の息子が誘拐される
④“ほっぺ丸”のぬいぐるみによる神経ガス噴霧の怖れ(初音をマークする怪しい男も出現)

 (③④は連動している)

①化学メーカーの研究員が、猛毒の神経ガスで殺害
 被害者は、復讐の協力者(“ほっぺ丸”のぬいぐるみを神経ガス噴霧装置を付けた)で、借金に追われ、自分が勤めている化学メーカーで神経ガスを生成し、それで金を得ようとする“自身が毒ガスのような存在”だった。
 調子に乗り、主犯者を脅迫、更なる金を要求したため殺害された。

②初音がデザインした“ほっぺ丸”に纏わる半年前の女性デザイナーの自殺
 《ほっぺ丸が有名になって、それを母が知れば、母が会いに来てくれるかもしれない》と考えた持永凛が、デザイン賞に固執、審査委員長に金を渡した。
 それを知った初音が凛を諭し、凛も社長にデザイン賞参加辞退を申し出る。⇒社長は反対し、もみ合いになり、凛が転落死。
 社長が遺書など自殺に偽装。「初音によるパワハラの相談」メールも偽装。
 もみ合いの際、手すりに時計を擦り、痕跡を残した。

③玩具メーカー社員・丹生初音の息子が誘拐される
④“ほっぺ丸”のぬいぐるみによる神経ガス噴霧の怖れ

 凛の自殺は、《初音のパワハラが原因》という社長の嘘を信じ、ほっぺ丸のデザインも初音が盗んだと誤解した持永登紀子が、復讐を企てた。
 初音の息子を誘拐し、同僚男性社員(①の被害者)が作ったほっぺ丸で、復讐しようとした。
 “謎の男”は化学メーカー社員で、登紀子らの企てを知り、防ごうとしていた。良い人だったのに、亀山と伊丹に取り押さえられてしまい、気の毒。


 子どもを誘拐し、爆弾を運ばせ設置させるという筋は、刑事ドラマではよくありそうなので、もうひとひねりを加えたように思う。
 しかし、ひと捻り加えた分、色々齟齬が生じてしまった。

・ほっぺ丸の頬(発射ボタン)を押してしまった少女に自分のブルゾンを被せたが、ほっぺ丸に被せた方が効率が良い(或いは、ほっぺ丸を払いのける……他の人が被害を受ける可能性はあるが)
・階段付近で密談→もみ合って転落→時計の擦り跡……お決まりのパターン
・証拠品の腕時計を、半年たっても社長が持っていたのは不思議
・持永登紀子が子どもを捨てた後、普通に生計を立てていた。
 ……《観覧車に娘を乗せて置き去り》は酷い!

【その他の不満・疑問】
・前回事件(元日SP)はなかったかのように始まった(脚本家が違うので、仕方がないかも)
・元タカラジェンヌの登場率が高いような気がする
  単に、元タカラジェンヌで女優として活躍している人が多いだけかも
・《会話中にスマホ着信が割り込む》《会話中に他のメンバーがやってきて、会話を遮る》ことが多く、イラっとする。
  ストーリーのネタバレを防ぐ手法で、仕方がないのかも


【ストーリー】(番組サイトより)
猛毒ガスによるテロの危険性が浮上
誘拐事件との驚くべき繋がりとは!?


 化学メーカーの研究員が、猛毒の神経ガスで殺害される事件が発生。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、下足痕の捜査に駆り出される。
 そのさなか、道端に人気キャラクター“ほっぺ丸”のぬいぐるみが、不自然に落ちているのを発見した2人は、事件性の有無を確認するため、持ち主を捜索することに。結果、小学生の男の子を持つ丹生初音(映美くらら)というシングルマザーに行き着くが、様子がおかしい。何者かに脅されていることを察知した右京と薫は、誘拐事件を疑い、手分けして捜査を開始。
 初音の勤務先である玩具メーカーを訪れた右京は、ほっぺ丸をめぐる意外な裏事情を知る。いっぽう薫は、何者かの指示を受けていると思われる初音を尾行。動向を注視するが、やがて、ほっぺ丸のぬいぐるみを使って、神経ガスがバラまかれる危険性が浮上し、体を張ってテロを阻止しようとするが…!?
 そのころ右京は、初音が務める玩具メーカーと深い因縁がある持永登紀子(山下容莉枝)という女性の、不穏な動きを捉えていた。

誘拐事件の背後で暗躍する狡猾な犯人
被害者の母を追う薫に猛毒ガスの脅威が!
人気キャラクターをめぐり悲劇が交錯する!


ゲスト:映美くらら 山下容莉枝

脚本:川﨑龍太
監督:田村孝蔵


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
コメント (2)
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