最近まで、「箏」と「琴」の違いが判らず、単に《“琴”の古い書体(漢字)が“箏”なのかな」と思っていました。
実は、違っていました(正確ではなかった)
本来(元来?)箏と琴は別の楽器。大雑把に言うと「支柱があるかないか」(支柱…“柱(じ)”というそうです)。←「部外者が大雑把に言うな」と叱らないでくださいね
それと、弦の数ですが、箏は基本的に13本、琴は7本のモノが多いようです。
一般的に《箏を琴と認識され、「琴」と表記されている》のですが、、現代でも箏と琴の両者は存在しており、しっかり区別すべきだと思います。
まず、なぜ、混同されている現状になっているのか?ですが、ここからは私の推論なので、間違っていたら、ご指摘ください。
国語辞典(旺文社)によると
箏(そう)
……桐の胴に13本の弦を張った和楽器。こと。
琴(こと)
……① 邦楽の弦楽器。空洞の桐の台の上に糸を並べて張り、これをひき鳴らす。現在は13弦。
② もと、琴・箏・琵琶などの弦楽器の総称
【私の推論】(というほどではない)
《国語辞典には「箏」に「こと」という読みがなかった》⇒柱(支柱)がある弦楽器の名称の音「こと」に「琴」の字を当てはめた。
それが、「箏」=「琴」と認識されてしまった。
「箏」は常用漢字ではないということから、公文書などでは「箏」ではなく「琴」で表記したのかもしれない。
現在のPCやスマホでは「こと」⇒「箏」と変換できる(賢い)
ちなみに、
「Wikipedia」では
「箏」
……一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く、弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)という。
「琴」(きん/こと)
……日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4)一絃琴(須磨琴)、(5)二絃琴(八雲琴)がある。
(1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決めるが(和琴は柱を使う)、(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節することである。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す。
【私の疑問】
・現在では「箏」は「ソウ」の他に、「コト」と読むことも一般的になっているようだが、いつから、「箏」を「コト」とも読むようになったのか?
・柱のある13弦の楽器の名を「箏」と言ったが、「箏」という字は当初「こと」とは読まなかったのではないだろうか?
「ソウ」を「コト」と言うようになったのは“いつから”で、”なぜ”なのだろうか?
【答え】
「コト」というのは絃楽器の総称をあらわす大和言葉で、「箏(そう)の“こと”」「琴(きん)の“こと”」とか言っていたそうで、それが変じて「コト」と呼ぶようになった。
実は、上記の疑問(箏の読み方)に関して調べてみたら、金子さやか氏のブログに答えがありました。上記の答えも、兼子氏のブログを基に書きました。
その上、私の推論と同じ主旨が、金子氏のブログではもっと詳細に明確に書かれていて、「ありゃ」と思いましたが、一応、自力で考えたので、記事としてアップします。
実は、違っていました(正確ではなかった)
本来(元来?)箏と琴は別の楽器。大雑把に言うと「支柱があるかないか」(支柱…“柱(じ)”というそうです)。←「部外者が大雑把に言うな」と叱らないでくださいね
それと、弦の数ですが、箏は基本的に13本、琴は7本のモノが多いようです。
一般的に《箏を琴と認識され、「琴」と表記されている》のですが、、現代でも箏と琴の両者は存在しており、しっかり区別すべきだと思います。
まず、なぜ、混同されている現状になっているのか?ですが、ここからは私の推論なので、間違っていたら、ご指摘ください。
国語辞典(旺文社)によると
箏(そう)
……桐の胴に13本の弦を張った和楽器。こと。
琴(こと)
……① 邦楽の弦楽器。空洞の桐の台の上に糸を並べて張り、これをひき鳴らす。現在は13弦。
② もと、琴・箏・琵琶などの弦楽器の総称
【私の推論】(というほどではない)
《国語辞典には「箏」に「こと」という読みがなかった》⇒柱(支柱)がある弦楽器の名称の音「こと」に「琴」の字を当てはめた。
それが、「箏」=「琴」と認識されてしまった。
「箏」は常用漢字ではないということから、公文書などでは「箏」ではなく「琴」で表記したのかもしれない。
現在のPCやスマホでは「こと」⇒「箏」と変換できる(賢い)
ちなみに、
「Wikipedia」では
「箏」
……一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く、弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)という。
「琴」(きん/こと)
……日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4)一絃琴(須磨琴)、(5)二絃琴(八雲琴)がある。
(1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決めるが(和琴は柱を使う)、(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節することである。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す。
【私の疑問】
・現在では「箏」は「ソウ」の他に、「コト」と読むことも一般的になっているようだが、いつから、「箏」を「コト」とも読むようになったのか?
・柱のある13弦の楽器の名を「箏」と言ったが、「箏」という字は当初「こと」とは読まなかったのではないだろうか?
「ソウ」を「コト」と言うようになったのは“いつから”で、”なぜ”なのだろうか?
【答え】
「コト」というのは絃楽器の総称をあらわす大和言葉で、「箏(そう)の“こと”」「琴(きん)の“こと”」とか言っていたそうで、それが変じて「コト」と呼ぶようになった。
実は、上記の疑問(箏の読み方)に関して調べてみたら、金子さやか氏のブログに答えがありました。上記の答えも、兼子氏のブログを基に書きました。
その上、私の推論と同じ主旨が、金子氏のブログではもっと詳細に明確に書かれていて、「ありゃ」と思いましたが、一応、自力で考えたので、記事としてアップします。
素晴らしいですねー。私共、この業界人なので、しょっちゅう、この手の話をします。
ほんとは、箏なのに、常用漢字にないので、仕方なく琴を使う感じでしたね。
近年は、PCでもすぐでるので、認知度が高まり、ありがたいです。
猫の単語(“黒ネコのタンゴ”ではありません、と言ってもピンとこない人の方が多いかも)と画像に引き寄せられて、copelonmaruさんとお知り合いになったのですが、コメントを送った後に、箏の師匠と知りました(しかも、大先生)
邦楽一家(新年会を開く図を想像すると楽しそう)で、ブログの自己紹介では「たま~にドラムも叩くが、夫は頻繁に叩く」って(笑)
で、この記事を書くきっかけにもなったわけです。
将棋の記事にも「いいね」をくださり、ありがとうございます。
白状しますと、これ書いたら、きっとお読みになるだろうなあ。何か、間違えたこと、方向外れなことを書いてないだろうなあ、などと、かなりcopelonmaruさんを意識して書きました。
楽しそうな方なので、大丈夫だろうとは思っていましたが、コメント欄で、お名前を拝見して、少し緊張しました。ほっとしました。
コメント、ありがとうございました。
むっちゃ、嬉しいですよー。
箏の師匠ですが、呑んだくれですし、
アホなことばかりしています。
でも、たまに、こうした真面目な記事を見て、襟を正した感じです。
これからもよろしくお願いします。
の、呑んだくれ…ですか(笑)
読んでくださり、喜んでいただき、大変うれしいです。
こちらこそ、よろしくお願いします。