英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

台風の進路予想図の予報円について

2024-08-30 18:14:00 | 気象
台風10号の被害が大きく(これまでの台風も大変でした)、あれこれ書くのは気が引けましたが、やはり、気になったので書きます。

 「台風10号……迷走する予報(進路ではなく)」「台風10号の奇妙な進路予想」でも登場した進路予想図だが、白の点線(破線)で囲まれた円の"予報円”について少し文句を……
 ……上記の記事でも文句をつけたように、最初の予報とは全く離れた実際の経路となってしまった。
 まあ、台風の進路決定の要因は偏西風や高気圧の張り出しなど複雑に絡み合うので(寒冷渦のせいとも言っていたなあ)、難しいことは理解できる。今回は、進路決定の要因がどれも弱くて困難度は高かったとは思うが、それにしても………
 気象予報士も「台風の進路は定まっておらず、最新の予報をチェックしてください」と言っていたが、《だったら、予報の意味はないじゃないか》とその言葉を聞きながら、心の中で突っ込んでいた。
 で、そんな予報の状況だったので、予報円も大きかった……いや、8月23日の予報(紀伊半島→福井県コース)の段階では、まだ予報円は小さかった(←予報にけっこう自信があったのでは?)【8月27日記事参照】
 それが、予報円がどんどん大きくなっていった。
 ……予報円が大きくなっていったのに、実際の台風経路はその円内に収まらなかった(円内を通っていても、予想以上に台風の進行速度が遅かったので時間的に一致しない)。

 そんな不満を抱えていたら、2,3日前に、NHK福井の『ニュースザウルスふくい』の天気コーナーで、台風の予報円の確率に関するクイズが出された。
「予報円内に台風の中心がある確率は何パーセントでしょうか?」
 というものだった。
 答えは70%。……意外に低い。

 3割も外れるのか!
 しかも、あれだけ大きな予報円なのに!

 この問題を出した気象予報士さんは、得意気に解説しているように感じた(←私の主観)
 《台風の中心が予報円内に来なくても、それほど奇異なことではない》と言いたかったのかもしれない。

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