世界リレーは2014年に第1回大会がバハマで開催されている。
バレーボールのワールドカップが開催国が日本に固定されているように、この世界リレーも“バハマ開催”で固定されていた(2019年まで)
“毎年開催”の原則が、第2回大会(2015年)後、“2年に一度(奇数年)”に変更された。さらに、財政難を理由に、第4回大会(2019年)の開催をバハマが返上、横浜で開催されることとなったようだ。
私も、大会の存在を知ったのは第3回(2017年)。しかも、存在を知ったのみで、詳細は全く知らなかった。
五輪や世界選手権の予選の意味合いが強いと考えられる。陸上競技の国際大会は多いが、リレーのナショナルチームが一堂に会して競うことは滅多にないので、その意味でも大会の意義は大きい。
しかし、大会の運営や競技の実態・性質を考えると、大会成立は微妙だ。
種目数は第1回大会より10→10→9→9と推移しているが、2日間の大会を興行するために無理やり種目作ったように思えてならない。
特に、男女混合の2×2×400mリレーは過酷。男女各1名の2選手でチームが構成され、一人が400m走を2回走るというもの。
過去には、4×1500mリレー:2014年大会やディスタンスメドレーリレー(1200m + 400m + 800m + 1600m):2015年大会があったようだが、今大会はハードルを除くと、1区間100m、200m、400mのみで、特に400m区間が多い。400m走の層が厚く、多数の選手を派遣できる国はよいが、予選のある種目もあるので、何度も400mを走ることになった選手もいたようだ。
率直に言って、選手が疲弊してしまうので、男女別の4×100mリレーと、4×400mリレーだけでよい。
男女混合種目もいらない(それについての私の主張は、2018アジア大会雑感 その4「男女混合種目の問題点」で)
さて、今回、私が論じたいのは、4×200mリレー(男女別)。
この種目、レーン形式が定まっていないようで、
①完全にレーンを走る(レーンで四つの曲走路を走る)
②第1・第2走者はレーンで走り、第3走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れることができる(今は知らないが、中学男子の4×200mリレーがそうだった)
③第1走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れる(個人種目の800m走と同じ形式、地区や学校の運動会に近い)
の3形式が、Wikipediaで紹介されている。
一人が200mと、4×100mリレーとはスピードが段違いなので、バトンの引継ぎ時には衝突・激突の危険が大きいので、①の形式が競技の成立はスムーズである。
しかし、この形式も問題点が多く、実際にもいくつかの問題点を感じた。
1.800m分(2周分)の周回距離を調整するため、隣のレーンとの前後の間隔が大きく、実際は遅れていないのに、離されているという感覚が強く、焦りやペースの乱れを生じる
2.4×100mリレーの間隔で、次走者がスタートを切ると、4×100mリレーとは違い200mも走っているので、へばり気味なので、追いつけない。
3.バトンを渡す動作も、へばり気味なので、上手く渡せない。
4.隣のレーンとの前後の間隔が大きいので、内側のチームが横を走り抜けてから自チームが到着するまでの時間が長く、焦って早くスタートを切ってしまう
というわけで、どのチームも4×200mリレーに慣れていないので、かなりのチームがバトンパスで失敗していた。
あと、かなりの国がこの大会に重きを置いていないようで、タイムが振るわなかった
バレーボールのワールドカップが開催国が日本に固定されているように、この世界リレーも“バハマ開催”で固定されていた(2019年まで)
“毎年開催”の原則が、第2回大会(2015年)後、“2年に一度(奇数年)”に変更された。さらに、財政難を理由に、第4回大会(2019年)の開催をバハマが返上、横浜で開催されることとなったようだ。
私も、大会の存在を知ったのは第3回(2017年)。しかも、存在を知ったのみで、詳細は全く知らなかった。
五輪や世界選手権の予選の意味合いが強いと考えられる。陸上競技の国際大会は多いが、リレーのナショナルチームが一堂に会して競うことは滅多にないので、その意味でも大会の意義は大きい。
しかし、大会の運営や競技の実態・性質を考えると、大会成立は微妙だ。
種目数は第1回大会より10→10→9→9と推移しているが、2日間の大会を興行するために無理やり種目作ったように思えてならない。
特に、男女混合の2×2×400mリレーは過酷。男女各1名の2選手でチームが構成され、一人が400m走を2回走るというもの。
過去には、4×1500mリレー:2014年大会やディスタンスメドレーリレー(1200m + 400m + 800m + 1600m):2015年大会があったようだが、今大会はハードルを除くと、1区間100m、200m、400mのみで、特に400m区間が多い。400m走の層が厚く、多数の選手を派遣できる国はよいが、予選のある種目もあるので、何度も400mを走ることになった選手もいたようだ。
率直に言って、選手が疲弊してしまうので、男女別の4×100mリレーと、4×400mリレーだけでよい。
男女混合種目もいらない(それについての私の主張は、2018アジア大会雑感 その4「男女混合種目の問題点」で)
さて、今回、私が論じたいのは、4×200mリレー(男女別)。
この種目、レーン形式が定まっていないようで、
①完全にレーンを走る(レーンで四つの曲走路を走る)
②第1・第2走者はレーンで走り、第3走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れることができる(今は知らないが、中学男子の4×200mリレーがそうだった)
③第1走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れる(個人種目の800m走と同じ形式、地区や学校の運動会に近い)
の3形式が、Wikipediaで紹介されている。
一人が200mと、4×100mリレーとはスピードが段違いなので、バトンの引継ぎ時には衝突・激突の危険が大きいので、①の形式が競技の成立はスムーズである。
しかし、この形式も問題点が多く、実際にもいくつかの問題点を感じた。
1.800m分(2周分)の周回距離を調整するため、隣のレーンとの前後の間隔が大きく、実際は遅れていないのに、離されているという感覚が強く、焦りやペースの乱れを生じる
2.4×100mリレーの間隔で、次走者がスタートを切ると、4×100mリレーとは違い200mも走っているので、へばり気味なので、追いつけない。
3.バトンを渡す動作も、へばり気味なので、上手く渡せない。
4.隣のレーンとの前後の間隔が大きいので、内側のチームが横を走り抜けてから自チームが到着するまでの時間が長く、焦って早くスタートを切ってしまう
というわけで、どのチームも4×200mリレーに慣れていないので、かなりのチームがバトンパスで失敗していた。
あと、かなりの国がこの大会に重きを置いていないようで、タイムが振るわなかった
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